ブログ|木乃スマイル鍼灸指圧院

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実用・東洋医学R:精神不安・うつ1

ストレスや精神的な不安により、不安神経症やうつ病の発症を起こします。うつ病にはやる気が起きなくなる他に、不眠や食欲不振、便秘、疲労感などさまざまな不調を引き起こします。原因としては、①脾胃が弱っている場合、②胸脇苦満がある場合、③胃腸の機能が悪い場合の3つに分けて考えていきましょう。

手の太陽小腸経:肩中兪 けんちゅうゆ

上背部、第7頚椎棘突起下縁と同じ高さで、後正中線の外方2指に取ります。主治:咳嗽、気喘息、肩こり、寝違い、悪寒発熱。

実用・東洋医学R:動悸8

「食養」おヘソやみぞおちで動悸の場合、胃腸にもたれる脂っこい料理やチーズ、モチゴメ、冷たい物はNGです。ナツメ(不眠症の動悸に効果)や小麦(気の働きを強くし精神安定、動悸を治す働きあり。ただしパン食は効果無し)、シナモン(おヘソの動悸に効果あり)は適です。

手の太陽小腸経:肩外兪 けんがいゆ

上背部、肩甲骨内縁で、肩甲骨上角の交点に取ります。主治:肩背部痛、肩関節周囲炎、肩こり、肩甲骨外側のこわばり、項部痛。

実用・東洋医学R:動悸7

「ツボ」頭頂の百会ひゃくえ、肩部の肩井けんせい、腰部の脾兪ひゆにお灸をします。精神不安が強い場合は手のひらの労宮ろうきゅう、足裏の湧泉ゆうせんにもお灸をしてください。

手の太陽小腸経:曲垣 きょくえん

肩甲骨部、肩甲棘內端の上方凹み部に取ります。主治:肩関節周囲炎、肩背部痛、肩こり、肩甲骨周囲のこわばり。

実用・東洋医学R:動悸6

「漢方薬その2」みぞおちに動悸、めまい、息切れの場合、腹部の余分な水分を取り去り不安解消して動悸や息切れを治す苓桂朮甘湯りょうけいじゅつかんとうが適。おヘソで動悸、ときにはみぞおちまで突き上げる様な感じで落ち着かない場合、気分を落ち着かせる苓桂甘棗湯りょうけいかんそうとうや、甘麦大棗湯かんばくだいそうとうが適。精神不安が強い場合、桂枝加竜骨牡蠣湯けいしかりゅうこつぼれいとうが適です。

実用・東洋医学R:動悸6

「漢方薬その1」心臓で動悸、不安強く胸苦しい場合、胸からのどにかけての苦しさ解消させ動悸を治したり、不整脈や心臓神経症にも有効な柴朴湯さいぼくとうが適。柴朴湯は上半身の緊張を緩める小柴胡湯と、精神不安を鎮める半夏厚朴湯を合わせた処方です。同じ症状&+のぼせには加味逍遙散かみしょうよいさんが適です。

手の太陽小腸経:秉風 へいふう

肩甲骨部、棘上窩で肩甲棘中点の上方に取ります。主治:風邪、肩関節周囲炎、上肢のシビレ、肩こり。

実用・東洋医学R:動悸5

「養生」生薬療法・牡蠣の殻。牡蠣の殻は東洋医学では《牡蠣ぼれい》という生薬で使用されます。牡蠣には不安感を鎮め動悸を治す働きあり。牡蠣と動物の化石=竜骨と伴に用いるとすぐれた鎮静作用を発揮。ご注意:漢方医のアドバイスでご使用くださいね。