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月別アーカイブ: 2024年11月

実用・東洋医学R:副鼻腔炎5

「養生」生薬療法:フキ・ドクダミ。フキは食用でも呼吸器に効果あり。外用でも生のフキ2cm程度を就寝時鼻の穴に交互に差し込むと鼻の通りがよくなります。ドクダミは炎症を抑える作用あり。生のドクダミの葉をよくもんで丸めて鼻の穴に詰めます。溜まっていた膿のような鼻汁がドクダミの薬効で出やすく鼻をかんで鼻の通りをよくします。

手の少陰心経:霊道 れいどう

前腕前内側、尺側手根屈筋腱の橈側縁で手首シワから上方1.5指に取ります。主治:心痛、精神疾患、手関節痛、不眠。

実用・東洋医学R:副鼻腔炎4

「体質改善が必要な場合」体弱く呼吸器の水分代謝が悪い場合、慢性化しやすい傾向あり。治療で症状が一度治っても再発しやすいです。この場合は単に現れている症状を鎮める他、副鼻腔炎を起こしやすい体質自体を根治する事を目標にします。時間は掛かりますが、手術でも根治が難しい疾患なので、東洋医学で治していきましょう。

手の少陰心経:少海 しょうかい

肘前内側、上腕骨内側上顆の前縁に取ります。主治:心痛、肘痛、手の震え、耳鳴り、胸脇部痛。

実用・東洋医学R:副鼻腔炎3

「くしゃみや鼻水が多い場合」副鼻腔炎の初期は鼻水がたくさん出ます。呼吸器に余分な水分が溜まるのが原因で、呼吸器の水分代謝を改善させて治していきます。

手の少陰心経:青霊 せいれい

上腕内側面、上腕二頭筋の内側縁で肘から上に3指に取ります。主治:肩関節周囲炎、頭痛、胸脇部痛、尺骨神経痛。

実用・東洋医学R:副鼻腔炎2

「鼻詰まりが強い場合」鼻や副鼻腔の粘膜に炎症があると充血や腫れ、鼻詰まりを起こします。鼻詰まりにより口呼吸等不快な自覚症状が続きます。早めに鼻や副鼻腔の炎症や充血を取り除き改善していきましょう。

手の少陰心経:極泉 きょくせん

腋窩、腋窩中央に取ります。主治:心痛、胸脇部痛、肩関節周囲炎、咽頭部乾燥感。

実用・東洋医学R:副鼻腔炎1

人間の頭蓋骨には、鼻腔と粘膜でつながっている複数の空洞があり、これが副鼻腔です。かぜなどで鼻腔が炎症を起こしそれが副鼻腔の粘膜まで炎症したものが副鼻腔炎です。副鼻腔に膿が溜まり鼻水や鼻詰まり、嗅覚の衰え、頭重感と症状が悪化します。東洋医学では①鼻詰まりが強い場合、②くしゃみ・鼻水がひどい場合、③体質改善が必要な場合の3つに分けて考えます。

足の太陰脾経:大包 たいほう

側胸部、第6肋間脇の下線上に取ります。主治:胸脇部痛、気喘、倦怠感、肋間神経痛。