オフィシャルブログ

月別アーカイブ: 2024年8月

実用・東洋医学R:お乳の出が悪い5

「ワンポイント」母子伴に大切、母乳の優れた効能。産後の数日間出る初乳は、病気に対する免疫力や抗菌力のある物質が豊富でエネルギー量も多く新生児の体に抵抗力となります。また、新生児初期の黒い便=胎便の排泄を促します。母乳で育つ赤ちゃんは病気にかかり辛い傾向あり。また、赤ちゃんの乳首を吸う刺激で子宮がもとの状態に収縮するのを助ける役割を果たします。母乳の優れた効能です。

手の太陰肺経:魚際 ぎょさい

母指橈骨側面、第1中手骨の中点に取ります。主治:咳嗽、喀血、失音、咽頭痛、母指痛、乗り物酔い。

実用・東洋医学R:お乳の出が悪い4

「胸や肩の筋肉が緊張し過ぎている場合」胸や肩の筋肉が緊張し過ぎていると肩こりがしてお乳が痛むくらい張っているのに母乳が出ません。この場合筋肉の緊張を緩めて母乳の出をよくしましょう。

手の太陰肺経:太淵 たいえん手首シワ部の橈骨、動脈拍動に取ります。主治:咳嗽 、気喘、手関節痛、乳房刺痛、手掌のほてり、血管炎、咽頭痛。

実用・東洋医学R:お乳の出が悪い3

「体が弱い、産後の肥立ちが悪い場合」疲労感が取れない食欲がない体力がないなど、もともと体が弱い場合や産後の肥立ちが悪い場合には、母乳が十分に出ません。血行をよくして胃腸の働きを活発にして気力と体力をつけ体を丈夫にして母乳が出るよいにしましょう。

手の太陰肺経:経渠 けいきょ

手首内側、シワ部より1指上で、橈骨の出っ張り内側に取ります。主治:咳嗽、気喘、咽頭部痛、母指痛、手掌のほてり。

実用・東洋医学R:お乳の出が悪い2

「血が不足の場合」母乳は血けつと深く関わり母体の栄養状態が悪く血が不足すると母乳を作る事が出来ません。血の不足を補う処方で母乳を十分作る事が出来る体の状態にしていきましょう。

手の太陰肺経:列欠れっけつ

前腕橈側、手首肘側の出っ張り後の平たい所に取ります。主治:咳嗽、咽頭部痛、頭項部のこわばり、気喘、歯痛、手掌のほてり。

実用・東洋医学R:お乳の出が悪い1

出産後お乳の出が悪い場合、乳腺や乳頭に問題なく、肉食や脂肪類の摂取過多、精神的なストレスなどで出ない人もいます。その原因を①血が不足している場合、②体が弱かったり産後の肥立ちが悪い場合、③胸や肩の筋肉が緊張し過ぎている場合の3つに分けて考えていきましょう。

手の太陰肺経:孔最 こうさい

前腕前外側、手首〜肘シワ間の中点より1指肘側に取ります。主治:痔、咳嗽、咽頭痛、喀血、失音、前腕部痛、喘息。