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「瘀血による場合」瘀血があると血液循環が悪くなり足が冷え頭のぼせが起こります。他、肩こりや頭痛、めまい症状あり。このような場合は瘀血を解消させ血液循環を改善して不快な不定愁訴を治していきましょう。

手背、第2中手骨中点の橈側に取ります。主治:咽頭部痛、下歯痛、鼻炎、頭痛、眼痛、目の充血、難聴、意識障害。

更年期障害=女性の閉経期前後に起こる不定愁訴の事です。主な不定愁訴の症状はほてり、イライラ、突然の汗、頭痛、動悸、不眠、疲労感など。主な原因は瘀血で、体に溜まった余分な血液で、非活性化していて血液全体の活力が失われ細胞の新陳代謝も低下し、身体面、精神面の両方に影響し様々な不定愁訴となって現れます。更年期障害は、①瘀血による場合、②瘀血影響で気のめぐりが悪くなる場合の2つに大別して考えます。

手の第2指、第2中手指節関節橈側の出っ張り手首側凹みに取ります。主治:咽頭部痛、眼痛、手指・手背部痛、鼻血、下痢。

「食養」先ずは母体の健康です。睡眠を十分取り、肉食や脂肪を摂りすぎない事。母乳不足を補うキンシンサイやゴマ、カボチャの種、クズなどが適。キンシンサイは精神不安や不眠に効果あり、初産の場合の不安や緊張によるお乳の出によく、鉄分多く血不足による母乳不足によく消炎作用もあり、乳腺炎など母乳が出ない場合にも応用出来ます。ゴマは血行を促し血を補う作用あり母乳不足にもよく冷え性も治します。カボチャの種はタンパク質と脂質が豊富で母乳不足によいです。クズは肩こりに効果があります。

手の第2指、第2中手指節関節の橈側、指先側凹み部に取ります。主治:咽頭部痛、下歯痛、眼痛、黄疸、鼻血、麦粒腫、肩背部痛。

「ツボ」肩部の肩井けんせい(乳汁の分泌を促す作用)、背中の厥陰兪けついんゆ(胸部の疾患を治したりお乳の出を促す作用)、前腕内側の孔最こうさい(胸部の疾患を治したりお乳の出を促す作用)に指圧をしましょう。

手の第2指、母指側の爪根元角際に取ります。主治:咽頭部痛、下歯痛、難聴、耳鳴り、意識障害、熱病、肩痛。

「漢方薬」蒲公英湯ほこうえいとうはたんぽぽが主薬でお乳の出をよくする働きあり。また、血の不足を補う生薬も含まれ母乳不足に適です。体が冷え血行悪くしてお乳の出が悪い場合、造血作用があり体を温める働きのある当帰芍薬散とうきしゃくやくさんが適。体弱く産後の肥立ちが悪い場合、気力不足や貧血、食欲不振などでお乳の出が悪くなります。血行を促し胃腸を丈夫にして体力をつける十全大補湯じゅうぜんたいほとうが適。乳腺の発育よいのにお乳が張って出ない場合、胸や肩の筋肉の緊張を取り去る葛根湯かっこんとうが適です。お乳が張って頭痛や肩こりを伴う場合もこの処方がグッドです。

親指の橈骨側爪根元角際に取ります。主治:咳嗽、咽頭部痛、熱病、気喘、鼻血、嘔吐。