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月別アーカイブ: 2024年6月

督脈:齦交 ぎんこう

上歯の歯茎中央、上唇小帯の接合部に取ります。筋:皮下に上唇小帯。神経:皮枝は三叉神経の上顎神経が分布。血管:皮下に前上歯槽動脈が走行。

実用・東洋医学R:膝の痛み2

「肥満による場合」歩く時、膝には体重の4倍、階段上りで7倍もの負担が
かかっています。肥満の方ほど負担過多となり膝を痛めやすい傾向となります。特に水太りタイプの人ほど痛める傾向あり。水分代謝を促し肥満を解消させる事が痛みの改善につながります。

督脈:兌端 だたん

上唇の中央、際に取ります。筋:皮下に口輪筋。神経:筋枝は顔面神経、皮枝は三叉神経の上顎神経が分布。血管:皮下に上唇動脈が走行。

実用・東洋医学R:膝の痛み1

膝関節の骨の表面はクッションの働きをする軟骨でおおわれています。この軟骨も関節包=袋状の膜に包まれ、関節包の中は関節液(関節の潤滑油の役割)で満たされています。膝の酷使や老化が原因で軟骨の弾力性がなくなったり関節包の組織が弱ったりすると痛みとして現れます。膝の痛みの部位は5つに分けられます。①膝皿の両側のくぼみ、②皿の上辺り、③膝の裏側、④膝の外側(小指側)、⑤膝の内側(親指側)。この中でも⑤の膝内側が最も治しにくい部位です。膝の痛みは、①肥満による場合、②水分代謝が悪い場合、③冷えによる場合の3つに分けて考えましょう。

督脈:水溝 すいこう

鼻と唇の正中線中央、人中溝の中点に取ります。筋:皮下に口輪筋。神経:筋枝は顔面神経、皮枝は三叉神経の上顎神経が分布。血管:皮下に上唇動脈が走行。

実用・東洋医学R:腰痛・ぎっくり腰7

「食養」冷えると悪化する場合、体を温める食材のクローブやウイキョウ、サンショウの実などの香辛料を使った料理が適。反対に生野菜サラダや刺身などは体を冷やすのでNGです。湿気が強いと悪化する場合、尿の出をよくして水分代謝を促すハトムギやアズキが適。高齢が原因の場合、黒豆が適。黒豆には腎を補う作用や利尿作用、鎮痛作用もあり、腎の気が不足して腰痛の場合に適しています。

督脈:素髎 そりょう

鼻の先端に取ります。神経:皮枝は三叉神経の眼神経に分布。血管:皮下に顔面動脈、鼻背動脈が走行。

実用・東洋医学R:腰痛・ぎっくり腰6

「ツボ」内くるぶし側のスネ上に取る陰陵泉いんりょうせん(冷えると痛む腰痛に)、ふくらはぎ中央の承山しょうざん(下半身に汗をかきやすい腰痛に)、内くるぶしとアキレス腱間の太渓たいけい(足腰の弱いタイプの腰痛に)にお灸をします。指圧刺激でもOK。ぜひご相談くださいね。

督脈:神庭 しんてい

前頭部、前正中線上、前髪際後方0.5指に取ります。筋:皮下に前頭筋。神経:筋枝は顔面神経、皮枝は三叉神経の眼神経が分布。血管:皮下に滑車上動脈、眼窩上動脈が走行。

実用・東洋医学R:腰痛・ぎっくり腰5

「漢方薬」腰痛を起こして間もない時は発汗させて腰の筋肉の緊張を緩める葛根湯かっこんとうや麻黄湯まおうとうが適。腰痛が慢性化して冷えで悪化して腰冷たい場合、患部を温め筋肉のシビレや痛みを取り去る桂枝加朮附湯けいしかじゅつぶとうが適。同じく慢性化して湿度が高くなると悪化、手足重だるい場合、水分代謝を活発化したり筋肉の動きを回復させる麻杏薏甘湯まきょうよくかんとうが適。更に水分代謝が悪くなり常に手足汗の場合、体を温め利尿を促し湿邪を除き腰痛を治す防已黄耆湯加附子ぼういおうぎとうかぶしが適。高齢で夜間尿、足腰弱っている場合、腎の気を補って足腰を強化する八味丸はちみがんが適です。