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日別アーカイブ: 2024年6月3日

実用・東洋医学R:指・手首の痛み6

「漢方薬」重い荷物を持つ、指先の酷使など筋肉疲労による痛みには、筋肉の緊張をゆるめ血行促進させる芍薬甘草附子湯しゃくやくかんぞうぶしとうが適。ただし、患部の腫れや水が溜まっている場合はNGです。手首や指にこわばり、尿の出が悪い、体表の水分代謝が悪くなり冷えると悪化する場合、患部を温め筋肉や関節のシビレや痛みを解消させる桂枝加朮附湯けいしかじゅつぶとうが適。湿度が高いと悪化、関節腫れ水分が溜まっている場合、水分代謝を促し筋肉の動きを回復させ痛みを除く麻杏薏甘湯まきょうよくかんとうが適。手に冷たい汗をよくかく場合、利尿を促し水分代謝を改善させる防已黄耆湯ぼういおうぎとうが適です。

督脈:風府 ふうふ

後頚部、外後頭隆起の直下凹み部に取ります。筋:皮下に項靱帯。神経:皮枝は大後頭神経が分布。血管:皮下に後頭動脈、頚横動脈上行枝が走行。