オフィシャルブログ

月別アーカイブ: 2024年5月

実用・東洋医学R:腱鞘炎3

「熱を持っいるか否かが重要」治療は患部が熱を持っいるかいないかで区別します。炎症で熱を持っいる場合、患部に冷シップしてお風呂などでも温めず漢方薬などで肩〜患部にかけて汗をかかせる様にします。冷えている場合も患部は温め過ぎず体温位で保温。そのうえで体全体を温め血流をよくして筋肉の働きを正常にしていきます。

経穴:章門 しょうもん

足の厥陰肝経のツボで、側腹部、第11肋骨端下縁に取ります。筋:皮下に外腹斜筋、内腹斜筋。神経:筋枝は肋間神経、皮枝も肋間神経が分布。血管:皮下に肋間動脈が走行。

実用・東洋医学R:腱鞘炎2

「気温や湿度も影響する」発症には気温や湿度差の激しい季節は要注意。寒い時期は筋肉の収縮率が高まり腱が傷みやすくなります。また、湿度の高い時期も起こりやすく、むくみやすい人も起こしやすい傾向があります。

経穴:急脈 きゅうみゃく

足の厥陰肝経のツボで、鼠径部、恥骨結合上縁と同じ高さで、正中線の2.5指外側に取ります。筋:皮下に外腹斜筋、内腹斜筋、精巣挙筋。神経:筋枝は肋間神経、腸骨下腹神経、腸骨鼠径神経、陰部大腿神経、皮枝は腸骨下腹神経、腸骨鼠径神経が分布。血管:皮下に浅腹壁動脈、下腹壁動脈が走行。

実用・東洋医学R:腱鞘炎1

腱鞘炎は手や指を酷使する仕事をしている人がなりやすい疾患です。筋肉は線のような一連のつながり=経筋があり、手先の使い過ぎだけでなく、肩から背中につながる一連の経筋のどこかにひずみがあると、腱鞘炎が起こりやすくなります。経筋のひずみは、首の骨や胸椎、肩関節、肩甲骨に関連して生じます。このひずみが腕の筋肉に緊張や縮みとなり末端の手首や指に症状として現れます。痛みは後に肘や腕全体にまで及びます。症状の軽いうちに治療しましょう。

経穴:陰廉 いんれん

足の厥陰肝経のツボで、大腿部内側、鼠径靱帯から内ももに2指下。筋:皮下に恥骨筋。神経:筋枝は大腿神経、皮枝は陰部大腿神経が分布。血管:皮下に大腿動脈が走行。

実用・東洋医学R:五十肩7

「食養」生ものや冷たい飲み物、モチゴメ、ギンナンなどの水分代謝を悪くする食べ物はNG。体を温め血行をよくする食べ物=クズやシナモン、ショウガ、長ネギが適。肩や腕に毛細血管が浮かび上がる瘀血には、ベニバナやサフランが適。湿度が高いと悪化する場合、体の中の水分代謝を促進させるアズキやハトムギが適です。

経穴:足五里 あしごり

足の厥陰肝経のツボで、大腿部内側、鼠径部より大腿内側に3指下、動脈拍動部に取ります。筋:皮下に恥骨筋、長内転筋。神経:筋枝は大腿神経、閉鎖神経、皮枝は陰部大腿神経が分布。血管:皮下に大腿動脈が走行。

実用・東洋医学R:五十肩6

「ツボ」痛みが増すので、痛む場所には直接刺激するのはNG。痛む肩腕の反対側に指圧等、刺激してください。主に肩部の肩井けんせいへの刺激は効果的です。また、背中を覆う僧帽筋への指圧等アプローチもポイントです。ぜひご相談くださいね。

経穴:陰包 いんぽう

足の厥陰肝経のツボで、大腿部内側、薄筋と縫工筋の間で、膝上4指に取ります。筋:皮下に縫工筋、薄筋。神経:筋枝は大腿神経、閉鎖神経、皮枝は閉鎖神経が分布。血管:皮下に下行膝動脈が走行。