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日別アーカイブ: 2024年5月4日

実用・東洋医学R:五十肩5

「漢方薬」肩凝りで強く痛む症状には、首や肩、背中の緊張を緩める葛根湯かっこんとうが適。症状が強く現れない時期でも、湿度が高いと悪化する場合、水分代謝を活発にして筋肉の動きを回復させる麻杏よく甘湯まきょうよくかんとうが適。痛みと伴に冷えも強く感じる場合、冷えを改善して患部の痛みを取る桂枝加朮附湯けいしかじゅつぶとうが適。肩から腕にかけて毛細血管が浮かび上がる場合、瘀血を解消して血行をよくする桂枝茯苓丸けいしぶくりょうがんを併用すると更に効果があります。

経穴:曲泉 きょくせん

足の厥陰肝経のツボで、膝裏内側、半腱様筋、半膜様筋腱の内側凹みに取ります。筋:皮下に薄筋、半腱様筋腱、半膜様筋腱。神経:筋枝は閉鎖神経、脛骨神経、皮枝は伏在神経が分布。血管:皮下に内側下膝動脈、下行膝動脈が走行。