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月別アーカイブ: 2024年4月

実用・東洋医学R:老化防止5

「漢方薬」足腰弱り冷える、夜間尿、精力減退などは腎機能の低下です。この様な腎虚を治すには八味丸はちみがんが適。体に力入らず精力減退、体の冷えなど、気血の不足には、気血を補い体力を増す働きの十全大補湯じゅうぜんたいほとうが適。足冷え頭のぼせ、疲れやすい、動悸や不眠、精神不安など気の不足の場合、精神安定作用のある加味逍遥散かみしょうようさんが適。冷えのぼせやイライラ、肩こりなどは瘀血を取り除く桂枝茯苓丸けいしぶくりょうがんが適。同様の症状+便秘の場合、桃核承気湯とうかくじょうきとうが適です。瘀血を除くと血液が活性化され肌色が良くなります。

経穴:京門 けいもん

足の少陽胆経のツボで、側腹部、第12肋骨端下縁に取ります。筋:皮下に広背筋、外腹斜筋、内腹斜筋。神経:筋枝は胸背神経、肋間神経、腸骨下腹神経、腸骨鼠径神経、皮枝は肋間神経が分布。血管:皮下に肋間動脈が走行。

実用・東洋医学:老化防止4

「養生」毎日の過ごし方が大切です。適度な運動と精神的な張りがポイント。食事では腹八分目を守り塩分や脂肪分を摂りすぎない。毎日、適度に体を動かしたいです。精神面でも漫然とした日々はNGです。張りや生きがいを持つ事がポイント。趣味などを活かせたら良いですね。

経穴:日月 じつげつ

足の少陽胆経のツボで、前胸部、第7肋間、乳頭線上に取ります。筋:皮下に大胸筋。神経:筋枝は内側・外側胸筋神経、皮枝は肋間神経、が分布。血管:皮下に肋間動脈が走行。

実用・東洋医学R:老化防止3

「気血が不足する場合」気には体を温める、外邪の侵入を防ぐ、臓腑を正しい位置に保つ、血けつを作り出すなどの働きあり。その為不足すると手足の冷え、疲れ、息切れ、下痢しやすいなどの症状がでます。東洋医学でいう血けつは、血液よりもっと広くとらえ、栄養素全般を指します。血が不足したり滞ったりすると、顔色悪く皮膚はカサカサで毛が抜けたり艶がなくなるなどの症状あり。その為、血や気を補うアクションを取ります。

経穴:輒筋 ちょうきん

足の少陽胆経のツボで、側胸部、第4肋間、中腋窩線の前方1指に取ります。筋:皮下に前鋸筋、肋間筋。神経:筋枝は長胸神経、肋間神経、皮枝は肋間神経が分布。血管:皮下に外側胸動脈、胸背動脈、肋間動脈が走行。

実用・東洋医学R:老化防止2

「腎が関係する場合」腎は発育や生殖をつかさどり、生命の根本を成し先天の気や後天の気を蓄える器官です。腎が充実すると成長・発育して、腎が弱る=腎虚になると足腰弱り精力減退、髪抜けるなど老化現象が出てきます。先ずは腎を補う事を目指し改善していきましょう。

経穴:淵腋 えんえき

足の少陽胆経のツボで、側胸部、第4肋間中腋窩線上に取ります。筋:皮下に前鋸筋、肋間筋。神経:筋枝は長胸神経、肋間神経、皮枝は肋間神経が分布。血管:皮下に外側胸動脈、胸背動脈、肋間動脈が走行。

実用・東洋医学R:老化防止1

東洋医学では人間の生命活動は生まれた時に両親から受けた先天の気と、食や生活習慣などで作られる後天の気の両方の気が関係して営まれていると考えます。加齢と伴にこれらの気が不足してくるのが老化です。老化に関しては老化を遅らせたり、認知症予防したりする事はある程度可能です。東洋医学での老化は、腎が関係する場合、気血が不足する場合の二つに分けて考えています。

経穴:肩井 けんせい

足の少陽胆経のツボで、肩部、首を前屈した際出っ張った骨と肩先との間ほぼ中央の盛り上がりに取ります。筋:皮下に僧帽筋。神経:筋枝は副神経、頸神経叢の枝。皮枝は鎖骨上神経が分布。血管:皮下に頸横動脈が走行。