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月別アーカイブ: 2024年4月

実用・東洋医学R:精力減退2

「腎じん機能が弱っている場合」東洋医学では生殖機能をつかさどっているのは腎です。生命のもととなる先天の気と後天の気を蓄える働きもしています。その為、腎機能が弱ると足腰弱く頻尿、耳鳴り、白内障、視力減退などの様々な老化現象が出て精力も減退します。この様な場合、腎機能を高めて精力減退を改善していきます。

経穴:陽交 ようこう

足の少陽胆経のツボで、下腿外側、腓骨の後方で、外くるぶし〜膝間の中点から1指下に取ります。筋:皮下に長腓骨筋、ヒラメ筋。神経:筋枝は浅腓骨神経、脛骨神経、皮枝は外側腓腹皮神経が分布。血管:皮下に前脛骨動脈の枝が走行。

実用・東洋医学R:精力減退1

慢性的な疲労や代謝異常など全身的な疾患と関連。体全体を健康にする必要あり。加齢による精力減退もあります。精力減退の原因として、①腎じん機能が弱っている場合、②ストレスなど気の働きが弱っている場合、③体全体が弱っている場合の3つに分けて考えて行きましょう。

経穴:陽陵泉 ようりょうせん

足の少陽胆経のツボで、下腿外側、腓骨頭前下方の陥凹部に取ります。筋:皮下に長腓骨筋。神経:筋枝は浅腓骨神経、皮枝は外側腓腹皮神経が分布。血管:皮下に腓骨回旋枝が走行。

実用・東洋医学R:認知症予防6

「食養」のぼせ症、上半身に汗をかく、あざが出来やすい場合、瘀血が生じない食習慣がポイント。肉類や香辛料、甘いものを摂らず、緑黄色野菜中心の食事を心掛けましょう。ストレスを溜めやすい場合、精神を安定させるシソやユリ根を摂りましょう。精神安定は気のめぐりをよくして認知症予防に役立ちます。高齢で腎の精気が不足する場合、補う為に鶏ガラやスッポン、烏骨鶏の卵、グローブなどがお勧めです。

経穴:膝陽関 ひざようかん

足の少陽胆経のツボで、膝外側、大腿骨外側上顆の後上縁で、大腿二頭筋腱と腸脛靱帯の間の陥凹部に取ります。筋:皮下に腸脛靱帯、大腿二頭筋長頭・短頭。神経:筋枝は脛骨神経、総腓骨神経、皮枝は外側大腿皮神経が分布。血管:皮下に外側上膝動脈が走行。

実用・東洋医学R:認知症予防5

「ツボ」頭頂の百会ひゃくえ、後頭部後頸部の天柱てんちゅう、足底部の湧泉ゆうせんにお灸や指圧をします。これらのツボ刺激で脳の血行促進により認知症予防に役立ちます。

経穴:中瀆 ちゅうとく

足の少陽胆経のツボで、大腿部外側、腸脛靱帯の後方で、膝より上方7指に取ります。筋:皮下に腸脛靱帯、大腿二頭筋長頭・短頭、外側広筋。神経:筋枝は脛骨神経、総腓骨神経、大腿神経、皮枝は外側大腿皮神経が分布。血管:皮下に外側大腿回旋動脈が走行。

実用・東洋医学R:認知症予防4

「漢方薬」足冷え頭のぼせ、イライラ、瘀血症状の場合、瘀血を取り除く桂枝茯苓丸けいしぶくりょうがんが適。同様の症状+便秘には桃核承気湯とうかくじょうきとうが適。のぼせ、ささいな事で眠れない場合、加味帰脾湯かみきひとうが適。不眠、動悸、精神不安の場合、精神を鎮静させる桂枝加竜骨牡蠣湯けいしかりゅうこつぼれいとうが適。同様の症状+便秘には、柴胡加竜骨牡蠣湯さいこかりゅうこつぼれいとうが適。疲れやすい、手足重だるい、朝起きづらい場合、胃腸を丈夫にして腎の精気を補う小建中湯しょうけんちゅうとうが適。腎の精気不足で冷え強く夜間尿、足腰の弱りには八味丸はちみがんが適です。

経穴:風市 ふうし

足の少陽胆経のツボで、大腿部外側、大腿部腕指先の高さで、腸脛靱帯の後方陥凹部に取ります。筋:皮下に腸脛靱帯、大腿二頭筋長頭・短頭、外側広筋。神経:筋枝は脛骨神経、総腓骨神経、大腿神経、皮枝は外側大腿皮神経が分布。血管:皮下に外側大腿回旋動脈が走行。