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月別アーカイブ: 2024年3月

実用・東洋医学R:寝汗をかく5

「漢方薬」色白で疲れやすく冷え性、寝汗を下半身にかきやすい場合、体表の水分代謝を改善させ利尿作用にすぐれる防已黄耆湯ぼういおうぎとうが適。虚弱体質で食欲なく疲れやすい場合、気力を高め胃腸を丈夫に免疫力を高め疲労回復させ寝汗を治す補中益気湯ほちゅうえっきとうが適。虚弱で喘息や気管支炎、かぜが慢性化して体力落ちている場合、呼吸器系疾患に効果がある柴胡桂枝乾姜湯さいこけいしかんきょうとうや小青竜湯しょうせいりゅうとうが適。体を温め抵抗力を高め不快な寝汗対策になります。内熱で体ほてり熱い寝汗の場合、内熱解消や口の渇きも取れる白虎加人参湯びゃっこかにんじんとうが適です。

経穴:顱息 ろそく

手の少陽三焦経のツボで、頭部、耳介を折りたたみ折りたたみ下~上間、下から2/3の所に取ります。神経:皮枝は大耳介神経が分布。血管:皮下に後耳介動脈が走行。

実用・東洋医学R:寝汗をかく4

「養生」体を冷やさない事がポイント。健康な人でも寝汗はかきます。寝ている際、厚い布団等で寝汗により下着等がぬれ体を冷やしてしまう事あり。健康な睡眠障害となります。ケアしましょう。また、かぜなどの発熱性の病気による寝汗は生理現象ですのでしっかりかかせます。こまめに下着を替えて体を冷やさない様心掛けましょう。

漢方薬紹介:六味丸

ろくみがん。主たる症状は糖尿病です。

経穴:けい脈 けいみゃく

手の少陽三焦経のツボで、頭部、乳様突起の中央耳のつけ根際に取ります。筋:皮下に後耳介筋。神経:筋枝は顔面神経、皮枝は大耳介動脈が走行。

実用・東洋医学R:寝汗をかく3

「虚弱な人が喘息や気管支炎にかかった場合」寝汗と伴に動悸や息切れ、のどの渇きを訴える事が多いタイプです。体を温め呼吸器を丈夫にする事を目的に治療します。「内熱がある場合」内熱があり熱汗を伴う場合、内にこもった熱を取れば寝汗は治まります。

漢方薬紹介:苓桂朮甘湯

りょうけいじゅつかんとう。主たる症状は不眠症、めまい、耳鳴り、視力減退、動悸です。

経穴:翳風の追記

前頸部、側頭骨の乳様突起と下顎骨の下顎枝の間にある凹みに取ります。

経穴:翳風 えいふう

手の少陽三焦経のツボで、筋:皮下に顎ニ腹筋後腹。神経:筋枝は顔面神経、皮枝は大耳介神経が分布。血管:皮下に後耳介動脈が走行。

実用・東洋医学R:寝汗をかく2

「水分代謝が悪い場合」水太りで疲れやすい人が起こしやすい寝汗です。下半身から寝汗をかく事多く体はいつもだるさを感じます。水分代謝を改善させて治します。「虚弱体質の場合」食欲不振で疲れやすく気力不足、寝汗が出てよく眠れません。胃腸を丈夫にして気力増進を目的に治療します。