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月別アーカイブ: 2024年3月

実用・東洋医学R:不眠症3

「養生」緊張は不眠の原因です。手軽なリラックス法。過度のストレスで不安感や緊張感、興奮など不眠要因です。寝る前にぬるめのお風呂や薬酒は血液循環をよくして緊張緩和につながります。足が冷えて眠れない場合は足湯をお勧めします。また、タマネギには精神不安を解消させる硫化アリルが効果あり。スライスしたタマネギを枕元に置くのもよいです。

経穴:瞳子りょう どうしりょう

足の少陽胆経のツボで、目の外側、外眼角の外方0.5指の凹みに取ります。筋:皮下に眼輪筋。神経:筋枝は顔面神経。皮枝は上顎神経が分布。血管:皮下に浅側頭動脈の枝が走行。

実用・東洋医学R:不眠症2

「気によるもの」神経質で日頃から細かい事が気になるタイプに多いです。ちょっとした事で不安になり、それが気にしたりします。その為いつもと違った事で、気にして眠れません。気を鎮めて解消させる事で治療します。「血けつによるもの」頭部に血が集まりやすく興奮すると眠れなくなるタイプ。瘀血があるとなりやすいです。血の流れを改善して不眠を治します。「水すいによるもの」恐怖感で眠れない、若白髪や抜け毛になりやすいタイプ。水分代謝を促す事で不眠を治します。

経穴:糸竹空 しちくくう

手の少陽三焦経のツボで、顔面、眉毛外端の陥凹部に取ります。筋:皮下に眼輪筋。神経:顔面神経。皮枝は眼神経、上顎神経が分布。血管:皮下に浅側頭動脈が走行。

実用・東洋医学R:不眠症1

不眠症には、布団に入ってもすぐに寝つけない、眠り浅くよく夢を見る、一度目が覚めるとなかなか眠れない、朝早く目が覚めてしまうなど、さまざまです。また、実際は眠っているのに眠ったという満足感なく、昼間に倦怠感になるパターンもあり。不眠の原因として、①気によるもの、②血けつによるもの、③水すいによるものの3つに分けて考えていきましょう。

経穴:和りょう わりょう

手の少陽三焦経のツボで、耳の前、もみあげの後方に取ります。筋:皮下に前耳介筋。神経:筋枝は顔面神経、皮枝は下顎神経が分布。血管:皮下に浅側頭動脈が走行。

実用・東洋医学R:寝汗をかく7

「食養」寝汗をかきやすい人は虚弱体質である事多く胃腸を丈夫にして体力を増強させる食べ物を摂りましょう。ヤマイモや鶏肉、玄米、胡麻、大豆などが適。他に東洋医学では心しんの働きが弱ると寝汗をかきやすいと考え、小麦もよいです。体の余分な熱を除きのどの渇きを止め虚弱体質の寝汗を治します。病中病後や産後で体力が弱って寝汗をかく人にはモチゴメがよく体力回復の栄養食です。内熱を持つ人にはダイコンやトウガン、生野菜を摂るとよいです。

経穴:耳門 じもん

手の少陽三焦経のツボで、耳近く、頬骨弓の後端で耳珠の前上方の凹みに取ります。神経:皮枝は下顎神経が分布。血管:皮下に浅側頭動脈が走行。

実用・東洋医学R:寝汗をかく6

「ツボ」水分代謝が悪い場合、おヘソ上の水分すいぶんを押して刺激、水分代謝を改善させます。虚弱体質の場合、胃腸を丈夫にする膝下スネ部の足三里あしさんりに指圧で刺激します。虚弱な人が喘息や気管支炎の場合は肩甲骨間中央の身柱しんちゅうに指圧で刺激します。お灸でも効果があります。

経穴:角孫 かくそん

手の少陽三焦経のツボで、頭部、耳尖のあたる所に取ります。筋:皮下に上耳介筋、側頭筋。神経:筋枝は顔面神経、下顎神経、皮枝は下顎神経が分布。血管:皮下に浅側頭動脈の枝が走行。