オフィシャルブログ

日別アーカイブ: 2024年3月2日

実用・東洋医学R:寝汗をかく1

寝汗は健康な人でもコップ1杯程度かきますが、治療したほうがよい寝汗は、朝スッキリしない、疲れやすい、いつもだるさを感じる場合です。寝汗は冷たい汗で虚弱体質や慢性病など衰弱状態に見られます。体力の衰えで水分を体に溜めておく力が弱り寝汗として出てしまう訳です。また、体内に熱がこもっている場合は熱感の汗をかいてしまいます。①水分代謝が悪い場合、②虚弱体質の場合、③虚弱な人が喘息や気管支炎にかかってしまった場合、④内熱のある場合の4つに分けて考えていきましょう。

漢方薬紹介:苓姜朮甘湯

りょうきょうじゅつかんとう。主たる症状はトイレが近い、低血圧、不眠症、冷え性、流産・早産防止です。

経穴:天りょう てんりょう

手の少陽三焦経のツボで、肩甲骨、肩甲骨上角の上方陥凹部に取ります。筋:皮下に僧帽筋。神経:筋枝は副神経、頸神経叢の枝。皮枝は鎖骨上神経が分布。血管:皮下に頸横動脈浅枝が走行。