オフィシャルブログ

月別アーカイブ: 2023年12月

漢方薬紹介:加味帰脾湯

かみきひとう。主たる症状は不眠症、認知症予防、精神不安、うつ、がん治療です。

経穴:附分 ふぶん

足の太陽膀胱系のツボで、上背部、第2胸椎棘突起下縁で、3指外側に取ります。筋:皮下に僧帽筋、菱形筋、腸肋筋腱。神経:筋枝は副神経、頚神経叢の枝、肩甲背神経、脊髄神経後枝。皮枝は胸神経後枝が分布。血管:皮下に頚横動脈が走行。

実用・東洋医学R:トイレが近い4

「漢方薬」冷え性、特に下半身冷えでトイレに何度も行く場合、苓姜朮甘湯りょうきょうじゅつかんとうが適。高齢で夜間尿の場合、腎を丈夫にする八味丸はちみがんが適。トイレ回数が多く排尿痛や残尿感を伴う場合、膀胱の炎症を鎮める作用の猪苓湯ちょれいとうや五苓散ごれいさんが適。トイレ回数多くのどが渇き水を欲する場合、白虎湯びゃっことうが適で、糖尿病にも適した処方です。

漢方薬紹介:葛根湯合十味敗毒湯

かっこんとうごうじゅうみはいどくとう。主たる症状は鼻水・鼻詰まり、花粉症です。

経穴:委中 いちゅう

足の太陽膀胱系のツボで、膝後面、シワ部中央に取ります。神経:皮枝は後大腿皮神経が分布。血管:皮下に膝窩動脈が走行。

実用・東洋医学R:トイレが近い3

「養生」下腹部を温めるコンニャク温補療法。材料:コンニャク2枚、塩ひとつまみ。コンニャクを塩を入れた鍋で煮ます。コンニャクが熱くなったら1枚を取り出し乾いたタオルに巻いて下腹部を温めます。冷めたらもう1枚のコンニャクと取り替え、冷めたコンニャクはまた温めそれを繰り返します。下腹部に温かさを感じるまで試してみて下さい。

漢方薬紹介:葛根湯合桂枝加朮附湯

かっこんとうごうけいしかじゅつぶとう。主たる症状は腱鞘炎です。

経穴:委陽 いよう

足の太陽膀胱系のツボで、膝裏後外側、シワ部の大腿二頭筋腱の内縁に取ります。筋:皮下に大腿二頭筋長頭・短頭、腓腹筋。神経:筋枝は脛骨神経、総腓骨神経。皮枝は後大腿皮神経が分布。血管:皮下に外側上膝動脈が走行。

実用・東洋医学R:トイレが近い2

トイレの回数増や尿量増、疲れやすい、排尿痛、血尿、のどの渇き等、症状がある場合は病気が潜んでいる可能性あり。排尿痛、残尿感、血尿等伴う場合は、膀胱炎の疑いあり。漢方薬により炎症を抑え水分代謝を正常にする処方で治します。尿量増え、のど渇き食欲亢進する症状がある場合、糖尿病の疑いあり。初期症状は分り辛く早めに専門医を受診しましょう。進行して重い合併症を起こす事例があります。

漢方薬紹介:葛根湯合越婢加朮湯

かっこんとうごうえっぴかじゅつとう。主たる症状は腱鞘炎です。