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日別アーカイブ: 2023年10月26日

実用・東洋医学R:嘔吐5

「漢方薬」二日酔いの嘔吐には、胃の気を下げ水分代謝を改善し、アルコールを血中から排出させる働きの黄連解毒湯合五苓散おうれんげどくとうごうごれいさんが適。頭痛を伴い突き上げる吐き気には、呉茱萸湯ごしゅゆとうが適。体の冷えを温め胃腸の緊張感を取り去り嘔吐を改善させる働きあり。食べ過ぎや飲み過ぎなど嘔吐と伴に下痢・吐き下しには半夏瀉心湯はんげしゃしんとうが適。この処方はつわりによる吐き気にも適しています。

生薬紹介:半夏 はんげ

サトイモ科。効能は吐き気どめ、咳止め、去痰です。

経穴:眉衝 びしょう

足の太陽膀胱経のツボで、前頭部、目内側の上方で、前髪際の後方0.5指に取ります。筋:皮下に前頭筋。神経:筋枝は顔面神経、皮枝は三叉神経の眼神経が分布。血管:皮下に滑車上動脈、眼窩上動脈が走行。