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日別アーカイブ: 2023年10月12日

実用・東洋医学R:胃痛・胃もたれ7

「漢方薬」もともと胃腸が弱い場合、消化促進し胃腸を丈夫にする六君子湯りっくんしとう(消化不良や下痢効果)や補中益気湯ほちゅうえっきとう(疲労感や食欲不振効果)が適。冷えの場合、胃腸を温め、消化機能を高める人参湯にんじんとう(胃腸の冷えで食欲が出ない時に)や真武湯しんぶとうが適。冷たいものの摂りすぎや冷房で胃腸が冷えた場合、附子人参湯ぶしにんじんとうが適。暴飲暴食や繊維質、ヨーグルトの摂りすぎで、腹張りガスが溜まる場合、平胃散へいいさんが適。ストレスによるイライラや緊張による下痢には、甘草瀉心湯かんぞうしゃしんとうが適。胸やけ、胃酸過多、胃痛の場合、安中散あんちゅうさんが適です。

生薬紹介:沢瀉 たくしゃ

オモダカ科。効能は利尿、のどの渇き、めまいです。

経穴:小海 しょうかい

手の太陽小腸経のツボで、肘後内側、肘頭と上腕骨内側上顆の間の陥凹部に取ります。筋:皮下に尺側手根屈筋。神経:筋枝は尺骨神経、皮枝は内側前腕皮神経が分布。血管:皮下に尺側反回動脈、上尺側側副動脈が走行。