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月別アーカイブ: 2023年9月

生薬紹介:こう米 こうべい

イネ科。効能はのどの渇きです。

経穴:箕門 きもん

足の太陰脾経のツボで、大腿内側、大腿部骨盤側1/3の所に取ります。大腿動脈拍動部です。筋:皮下に縫工筋、長内転筋。神経:筋枝は大腿神経、閉鎖神経、皮枝は大腿神経が分布。血管:皮下に大腿動脈が走行。

実用・東洋医学R:咳・痰8

「食養」アレルギー性のものは食べ物の影響強く、甘い物や刺激の強い香辛料、サバ、カニ、エビ、タケノコ、モチゴメなどはNG。ダイコンやユリ根は適。ダイコンは輪切りにして水飴やハチミツに2~3日漬けてその汁を飲みましょう。ユリ根には肺を潤し咳を止める効果あり。ユリ根3株を2カップの水で半分になるまで煮詰め、塩で味付けして飲みましょう。神経が緊張して出る咳にはシソが適。生で食べるか、乾燥させた葉を煎じて飲みましょう。

生薬紹介:香附子 こうぶし

カヤツリグサ科。効能は精神安定、月経不順、鎮痛、健胃です。

経穴:血海 けっかい

足の太陰脾経のツボで、大腿前内側、膝内側上の盛りかがった所に取ります。筋:皮下に内側広筋。神経:筋枝は大腿神経、皮枝も大腿神経が分布。血管:皮下に下行膝動脈が走行。

実用・東洋医学R:咳・痰7

「ツボ紹介」上半身の乾布摩擦がよいです。背中には咳に効く肺兪はいゆや身柱しんちゅうのツボあり。そこを中心に肩甲間部を乾いた布で上から下に3分間くらいマッサージします。手のひら側の手首外の経渠けいきょを中心に手首から肘までマッサージするのも効果あり。また、みぞおち下の凝り部分を指で中央から脇に向けてマッサージすると、咳止めに効果があります。

生薬紹介:香し こうし

マメ科。効能は解熱、健胃です。

経穴:陰陵泉 いんりょうせん

足の太陰脾経のツボで、下腿内側、脛骨の内側を指でなで上げ指が止まった所に取ります。筋:皮下に腓腹筋、半腱様筋腱。神経:筋枝は脛骨神経、皮枝は伏在神経が分布。血管:皮下に内側下膝動脈、下行膝動脈が走行。

実用・東洋医学R:咳・痰6

「漢方薬」かぜによる咳や痰には、小青竜湯しょうせいりゅうとう{水っぽい痰に効果}や麻杏甘石湯まきょうかんせきとう{かぜ後期の肺が熱を持ち、粘り気のある痰に効果}が適。気管支が弱く咳や痰には、咳を治しながら体質改善を図れる柴朴湯さいぼくとうが適。アレルギーによるものは、白虎湯びゃっことう{のどの粘膜の充血や熱がある場合、アレルギーにも効果あり}+小青竜湯を合わせた処方の白虎湯合小青竜湯びゃっことうごうしょうせいりゅうとうが適。緊張などで咳の出る=梅核気には、半夏厚朴湯はんげこうぼくとうが適。胃腸障害を伴う場合にもよい処方です。

経穴:地機 ちき

足の太陰脾経のツボで、下腿内側、脛骨内縁の凹み際で膝下から3指下に取ります。筋:皮下にヒラメ筋、長指屈筋。神経:筋枝は脛骨神経、皮枝は伏在神経が分布。血管:皮下に後脛骨動脈が走行。