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日別アーカイブ: 2023年9月3日

実用・東洋医学R:鼻水・鼻詰まり5

「漢方薬」かぜの初期や鼻炎には小青竜湯しょうせいりゅうとう{水分代謝を改善する作用、花粉症、くしゃみや鼻水がひどいタイミングで処方}や、麻黄附子細辛湯まおうぶしさいしんとう{くしゃみや鼻水がひどい+冷えも強いタイミングで処方}が適。鼻水や鼻粘膜が充血してかゆい、目の充血でかゆい、頭痛などの場合、葛根湯合十味敗毒湯かっこんとうごうじゅうみはいどくとうが適。副鼻腔炎には、葛根湯加川きゅう辛夷かっこんとうかせんきゅうしんい{初期症状で鼻詰まり、鼻のむくみ感、顔面痛を伴う場合の処方}、小柴胡湯しょうさいことう{症状が慢性化して熱が内にこもっている場合の処方}、小柴胡湯加桔梗石膏しょうさいことうかききょうせっこう{症状が慢性化して熱が出ている場合の処方}が適です。

生薬紹介:枳実 きじつ

ミカン科。効能は健胃、去痰、排膿、胸痛、腹痛です。

経穴:れい兌 れいだ

足の陽明胃経のツボで、足の第2指で、第3指側の爪根元部際に取ります。神経:皮枝は浅腓骨神経が分布。血管:皮下に背側指動脈が走行。