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月別アーカイブ: 2023年8月

実用・東洋医学R:かぜ7

「ツボ紹介」引き始めは首や肩が凝りやすく、頭痛の場合もあり。後頭部首根元の天柱てんちゅうや風池ふうち、肩部の肩井けんせいに指圧をします。指でこねるのではなく、押し込んで下さい。

生薬紹介:黄柏 おうはく

ミカン科、効能は消炎、下痢止めです。

経穴:伏兎 ふくと

足の陽明胃経のツボで、大腿前外側、大腿直筋外側で、膝上6~8指に取ります。筋:皮下に大腿直筋、外側広筋。神経:筋枝は大腿神経、皮枝は外側大腿皮神経、大腿神経が分布。血管:皮下に外側大腿回旋動脈が走行。

実用・東洋医学R:かぜ6

「漢方薬」引き始めの頭痛、発熱、寒気、首・肩凝り、汗が出ない(実証タイプ)場合、発汗を促す作用の葛根湯かっこんとうが適。同様の症状+汗が出る(虚証タイプ)場合、気のめぐりをよくして体を温めて軽く発汗させ、のぼせを下げる効果の桂枝湯けいしとうが適。かぜの初期でくしゃみや鼻水、水っぽい痰が出る場合、水分代謝を改善する小青竜湯しょうせいりゅうとうが適。体力なく、熱出ず、強い寒気やだるさの場合、麻黄附子細辛湯まおうぶしさいしんとうが適。何日も汗出やすく微熱ある場合、柴胡桂枝湯さいこけいしとうが適。かぜ続き食欲なく、舌に白いコケの場合、小柴胡湯しょうさいことうが適です。

生薬紹介:黄ごん おうごん

シソ科、効能:消炎、解熱、胃腸炎です。

経穴:髀関 ひかん

足の陽明胃経のツボで、大腿部、大転子と同じ高さで、縫工筋の外側に取ります。筋:皮下に縫工筋、大腿直筋、腿筋膜張筋。神経:筋枝は大腿神経、上殿神経、皮枝は外側大腿皮神経が分布。血管:皮下に外側大腿回旋動脈が走行。

実用・東洋医学:かぜ5

「養生」かぜの前兆にのどの乾燥を防ぐ就寝法。夜寝るときに首にはタオルを巻き、口にはマスクです。首にタオルを巻く事で、寝ている間に首から汗が蒸発し、のどが乾燥するのを防げます。マスクものどの乾燥を防ぎます。また、電気毛布で寝るとのどが乾きます。布団に入る前まで温めておき、就寝時はスイッチを切りましょう。

生薬紹介:黄耆 おうぎ

マメ科,効能:利尿、強壮、むくみ、鎮痛です。

経穴:気衝 きしょう

足の陽明胃経のツボで、おヘソから2指外側で、その5指下に取ります。筋:皮下に外腹斜筋、内腹斜筋。神経:筋枝は肋間神経、腸骨下腹神経、腸骨鼠径神経、皮枝は肋間神経、腸骨下腹神経が分布。血管:皮下に浅腹壁動脈、下腹壁動脈、大腿動脈が走行。

実用・東洋医学R:かぜ4

引き始めのタイミングで風邪を追い出します。かぜを引き込むと、発熱や寒気、鼻水、鼻詰まり、咳が起こります。その後、食欲不振、口粘り舌に白い苔がつきます。対処法として、胸部や腹部の炎症を鎮め、咳や食欲不振などを改善させる漢方薬で治します。