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日別アーカイブ: 2023年7月22日

実用・東洋医学:精神不安・うつ6

「漢方薬」更年期障害やうつ症状、のぼせ、動悸の伴う場合、加味逍遥散かみしょうようさんが適。軽いうつ病によく効きます。心配事多く、不眠、精神不安、健忘症、動悸、貧血など伴う場合、脾胃を補って心を丈夫にする加味帰脾湯かみきひとうが適。胸や脇腹に胸脇苦満があり、イライラ、不眠がある場合、胸脇苦満を解消して精神を安定させる働きの桂枝加竜骨牡蠣湯けいしかりゅうこつぼれいとうが適。同様の症状+便秘の場合、柴胡加竜骨牡蠣湯さいこかりゅうこつぼれいとうが適。じっとしていられず、不安感、のぼせ、動悸がある場合、動悸の原因の胃腸の機能を改善して不安を解消する苓桂甘棗湯りょうけいかんそうとうが適です。

経穴:巨りょう こりょう

足の陽明胃経のツボで、瞳孔の中心を通る垂線と、鼻翼下端の水平線との交点に取ります。筋:皮下に小頬骨。神経:筋枝は顔面神経、皮枝は三叉神経の上顎神経が分布。血管:皮下に眼窩下動脈、顔面動脈の枝が走行。