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月別アーカイブ: 2023年5月

実用・東洋医学:めまい3

「血が原因の場合」高血圧や低血圧、貧血の人がなりやすいのは、血が原因となるめまいです。高血圧は血が上にのぼり過ぎる傾向あり。首スジが赤くなる事多く、頭痛も伴います。低血圧や貧血はそれとは反対に必要な血が上にのぼらず、フラフラするめまいです。また、更年期障害や生理不順など瘀血のある場合もめまいを起こします。生理の遅れや量が少ない場合には、血が上にのぼって、月経過多の場合には貧血気味になりフラフラするめまいを起こします。血のめぐりをよくして、瘀血を解消させ、めまいを治します。

奇穴紹介:夾承漿きょうしょうしょう

アゴ部、下唇の下くぼみ中央から1指外側に取ります。主治として、黄疸、顔面神経麻痺、歯痛、歯根の腫れ。効能として、体内の湿と熱を排出する。筋をゆるめて伸ばし、経絡の気の流れをよくする。

実用・東洋医学:めまい2

「気が原因の場合」気が原因となる多くは、精神的なストレスの場合です。ストレスがあると気の安定が損なわれ、本来体の下に行くべき気も上にのぼってきて、めまいや頭痛になります。この場合、上にのぼっている気を下に降ろして治します。

奇穴紹介:球後 きゅうご

目の下外側、眼窩下縁に取ります。主治として、多くの眼科疾患。効能として、視力を回復し、目のかすみを解消する。

実用・東洋医学:めまい1

めまいの原因はさまざまです。脳や内耳の重大な疾患も心配されるので、先ずは専門医に受診しましょう。東洋医学では、めまいの原因に関し、気による場合、血による場合、水による場合の3つに分けて考えます。

奇穴紹介:鶴頂 かくちょう

膝上部膝蓋骨底中点の上くぼみに取ります。主治として、足や膝の麻痺・無力、膝の腫れ痛み、結核性関節炎、脚気。効能として、経絡の気の流れをよくする。腫れを抑え、痛みを止める。

実用・東洋医学:のぼせ7

「食養」生理不順などで、瘀血ののぼせがある場合、瘀血を解消させるサフランやベニバナ、シナモンがお勧めです。シナモンは、下半身が冷え上半身がのぼせるタイプに向き、シナモンティーで飲むのがよいです。気の働きが悪い場合には、貝類やセロリ、菊花などが適。セロリは降圧作用がある為、血圧高くのぼせに効きます。菊花はのぼせを冷やす作用あり。乾燥した菊花5gを3カップの水で半分の量まで煮詰め、煮汁を飲みます。ストレスのたまりやすい人には、シソを常食しましょう。

奇穴紹介:翳明 えいめい

後頸部、乳様突起下端1指後ろに取ります。主治として、眼科疾患、頭痛、めまい、不眠症。効能として、内風を鎮めて、精神を安定させる。目のかすみを解消して、視力を回復する。

実用・東洋医学:のぼせ6

「ツボ紹介」頭頂の百会ひゃくえ→手のひら労宮ろうきゅうの順にお灸か指圧をします。どちらも、皮膚が温かくなるまで行います。百会→足底の湧泉ゆうせんの順にお灸をします。湧泉を多めにしてください。他、足底をマッサージや指圧するのもお勧めです。

奇穴紹介:裏内庭 うらないてい

足底部、第2指根元のふくらんだ所に取ります。主治として、小児のひきつけ、胃痛、食あたり、足5指の疼痛。効能として、精神を安定させ、痙攣を止める。