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日別アーカイブ: 2023年5月27日

実用・東洋医学:耳鳴り6

「漢方薬」高齢者や病後、虚弱体質など、腎の気が衰えると耳鳴りが起きます。足腰冷え弱く、皮膚乾燥、夜間尿などが特徴です。この場合、腎の働きを強化し、老化に伴う症状を改善させる八味丸はちみがんが適。ストレスなどで気のめぐりが悪く、のぼせや動悸、イライラ、精神不安などを伴う耳鳴りの場合、便秘改善や気のめぐりを正常にして精神を安定させ耳鳴りを改善させる柴胡加竜骨牡蠣湯さいこかりゅうこつぼれいとうが適。みぞおちに動悸、上腹部に水音、めまいや難聴を伴う耳鳴りの場合、上腹部の水分代謝を改善させ、耳鳴りを治す苓桂朮甘湯りょうけいじゅつかんとうや真武湯しんぶとうが適です。

奇穴紹介:十宣 じゅっせん

手の十指爪先の先端中央に取ります。主治として、昏迷、脳卒中、めまい、暑気あたり、熱病、のどの腫れ・痛み、小児のひきつけ、指先のシビレ・疼痛。効能として、熱を下げて、痙攣を止める。意識をはっきりさせて、脳の機能を回復する。