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日別アーカイブ: 2023年5月19日

実用・東洋医学:めまい6

「漢方薬」イライラ感や頭重がある場合、精神を落ち着かせて、上腹部の圧迫感を除き、めまいを治す桂枝加竜骨牡蠣湯けいしかりゅうこつぼれいとうが適。同様の症状+便秘には、柴胡加竜骨牡蠣湯さいこかりゅうこつぼれいとうが適。足が冷え頭がのぼせたり、生理不順が伴う場合、瘀血を解消しめまいを治す桂枝茯苓丸けいしぶくりょうがんが適。同様の症状+便秘には桃核承気湯とうかくじょうきとうが適。みぞおちからおヘソにかけて動悸があり、上腹部で水音がする場合、水分代謝を改善しめまいを治す苓桂朮甘湯りょうけいじゅつかんとうが適。軽いめまいから天井がぐるぐる回るような激しいめまいにも効きます。みぞおちに動悸があり、冷え強く、夜間尿が多い場合、真武湯しんぶとうが適。頸椎症のめまいには、緊張を解く葛根湯かっこんとうが適です。

奇穴紹介:頸百労 けいひゃくろう

首を曲げた際、最も出っ張った骨から1指外側に取ります。主治として、肺結核、せき、ぜんそく、頸項部のこわばり・痛み、寝汗、骨蒸潮熱。効能として、痰を取り除き、腫れを抑える。せきを止め、ぜんそくを鎮める。