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月別アーカイブ: 2023年4月

実用・東洋医学:ホットフラッシュ・多汗5

「漢方薬」生理不順や生理痛があり、冷えのぼせが強く、ホットフラッシュの場合、瘀血を解消させてのぼせ症状を取り去る桂枝茯苓丸けいしぶくりょうがんが適。のぼせに伴い精神不安やイライラにも効果あり。同じ症状+便秘には、桃核承気湯とうかくじょうきとうが適。不安感が強く、神経質な人は、気のめぐり悪化からホットフラッシュになり、気分の高まりやイライラ、動悸、不眠、のぼせあり。のぼせを下げ、動悸を鎮め、神経を安定させる桂枝加竜骨牡蠣湯けいしかりゅうこつぼれいとうが適。この処方は、人前で話したり、試験等緊張する場面で多汗するタイプにも効きます。

ツボ紹介:湧泉 ゆうせん

足の少陰腎経のツボで、足裏中央上部のもっともくぼんだ所に取ります。主治として、めまい、頭頂部痛、失声症、高血圧症、精神不安、意識障害、咽喉痛、足底のほてり。効能として、肝の異常な亢進を落ち着かせて、内風を鎮める。意識を回復させる。心熱を取り除き、火邪を除く。

実用・東洋医学:ホットフラッシュ・多汗4

「養生」症状が起きた時の解消運動法。両方の手の中指を頭のてっぺんに当て、ゆっくり息を吐きながら中指を押し込み、息を吐ききったタイミングで指を離します。10セット行いましょう。次に、足を少し開いて立ち、息を吸いながら両手を高く上げ、足をつま先立ちして、両手も思いっきり伸ばします。息を吐きながらかかとも手も下ろします。これも10セット行います。また、足裏を刺激して、気を下げる事も有効ですよ。

ツボ紹介:目窓 もくそう

足の少陽胆経のツボで、前頭部、前髪際から1.5指上で、目の瞳孔線上に取ります。主治として、頭痛、めまい、遠視、近視、しゅうめい、目の充血・腫れ・痛み、小児のひきつけ。効能として、視力を回復する。内風を鎮め、心の乱れを鎮める。

実用・東洋医学:ホットフラッシュ・多汗3

多汗は、緊張する等、神経性の原因で起こる場合あり。気のめぐりが悪いために起こると考え、これを改善して治します。

ツボ紹介:命門 めいもん

督脈のツボで、腰部、両方の骨盤出っ張りと脊柱の交点が第4腰椎棘突起です。その2つ上、第2腰椎棘突起の下にあるくぼみに取ります。主治として、遺精、耳鳴り、おりもの、てんかん、手足のひきつけ、頭痛、腰痛。効能として、陽の気を補い、腎の機能を高める。筋を緩めて伸ばし、経絡の通りをよくする。鎮静にして、痙攣を鎮める。

実用・東洋医学:ホットフラッシュ・多汗2

ホットフラッシュは、のぼせと伴に現れる事が多いです。通常30分以内に自然と治まります。東洋医学では、瘀血おけつ起因と考えます。瘀血により、血流が滞り、血や気が上に上がってのぼせとなります。それを冷まそうとして、汗が一斉に出ます。更年期障害や婦人科系の手術を受け子宮や卵巣を取った人によく現れます。瘀血を治し、血のめぐりをよくして、対処します。

ツボ紹介:本神 ほんじん

足の少陽胆経のツボで、前頭部、前髪際から0.5指上で、中心線から3指外側に取ります。主治として、てんかん、小児のひきつけ、頭痛、めまい、片麻痺、頸項部のこわばり・痛み。効能として、心を穏やかにして、精神を安定させる。内風を鎮めて、鎮静にする。

実用・東洋医学:ホットフラッシュ・多汗1

ホットフラッシュは、女性の更年期障害や、ホルモン剤で生理を止めた際見られる症状で、何の前触れなく顔が熱くなり、滝のような汗が出ます。この汗は、顔ばかりでなく、上半身から全身に汗がにじみ出ます。暑さ寒さとも関係ありません。周囲の視線が気になり、汗が止まらず困ってしまう人が多いようです。

ツボ紹介:歩廊 ほろう

足の少陰腎経のツボで、前胸部の第5肋間、前正中線から2指外側に取ります。主治として、胸痛、咳嗽、ぜんそく、嘔吐、食欲不振、急性乳腺炎、肋間神経痛。効能として、胸のつかえを取り除き、気のめぐりを改善する。せきを止め、ぜんそくを鎮める。