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月別アーカイブ: 2023年3月

実用・東洋医学:不妊5

「養生」体を冷やさず、栄養過多に気をつけましょう。不妊に対処するには、栄養過多になるより、少しハングリーになる方が生命危機感ができ、子孫を残そうと生殖活動が活発になるようです。少し摂取カロリーを減らし、体を冷やさないようにする事が大切です。

ツボ紹介:肺兪 はいゆ

足の太陽膀胱経のツボで、上背部、両方の肩甲骨の肩甲棘つけ根と脊椎の交点が第3胸椎棘突起で、その下から1.5指外側に取ります。主治として、咳嗽、ぜんそく、鼻疾患、のどの痛み、寝汗、肩背痛、肩こり。効能として、体表の邪気を取り除き、肺の気を巡らせる。肺の気を下降させる。せきを止め、ぜんそくを鎮める。

実用・東洋医学:不妊4

「血が不足する場合」血が不足しても、生理不順や不妊になります。先ずは血を補い、血行をよくして生理不順を治し、排卵を正常にして妊娠しやすい体をつくります。

実用・東洋医学:不妊3

「瘀血がある場合」瘀血は、順調な生理や排卵を妨げる原因になります。血行が悪くなれば、瘀血も悪化。血行を悪くする大きな原因は、冷えです。体を温めて、冷えを解消させ、血行をよくして、瘀血を治します。

ツボ紹介:脳戸 のうこ

督脈のツボで、後頭部、外後頭隆起の上にあるくぼみに取ります。主治として、精神不安、言語障害、めまい、視力低下、頭痛、頭重、項部のこわばり。効能として、意識をはっきりさせて、脳の機能を正常に回復する。肝の異常な亢進を落ち着かせて、内風を鎮める。

実用・東洋医学:不妊2

妊娠は、“血けつ”の働き。東洋医学では、生理・妊娠・出産・授乳などは、主に血の働きで行われていると考えます。瘀血や血の不足があると、これらの働きがスムーズに行われません。瘀血や血の不足を改善する事が、妊娠しやすい体作りの基礎となります。

ツボ紹介:脳空 のうくう

足の少陽胆経のツボで、後頭部、外後頭隆起上縁と同じ高さで、後頭骨の直上に取ります。主治として、熱病、頭痛、めまい、鼻痛、難聴、てんかん、心悸亢進、後頭神経痛。効能として、体内の熱を冷まし、痛みを止める。精神を穏やかにして、不安を解消する。

実用・東洋医学:不妊1

不妊は、避妊していないのに、結婚後2年以上経っても妊娠しない状態です。婦人科系疾患がある場合、治療を優先します。男性要因もあります。不妊に悩む夫婦の40%は男性要因のデータあり。東洋医学の治療が適するのは、男性に問題なく、女性も排卵も行われているのに、なかなか妊娠しない場合。このような例は少なくありません。

ツボ紹介:然谷 ねんこく

足の少陰腎経のツボで、足裏内側、舟状骨粗面の下に取ります。月経不調、陰部掻痒、遺精、勃起不全、小便不利、高血圧症、糖尿病、黄疸。効能として、腎の機能を高め、尿や精液、おりものが漏れないように防ぐ。心熱を冷まし、体内の熱を冷ます。

実用・東洋医学:生理痛・生理不順8

「食養」瘀血を治す食べ物として、サフランやベニバナがあります。サフランには、瘀血の改善や鎮痛作用あり。5~6本をカップに入れ、熱湯を注ぎ飲みます。ベニバナは、血液循環を改善させたり、冷え性や貧血にも効果あり。乾燥したベニバナ5~8gを2カップの水で半分の量になるまで煮詰めて、その煮汁を飲みます。他に、キクラゲやヨモギも適。キクラゲには血液浄化作用があり、ヨモギには止血作用や通経作用があり、乾燥したヨモギの葉5~10gを3カップの水で半分の量になるまで煮詰め、その煮汁を飲みます。