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月別アーカイブ: 2023年3月

実用・東洋医学:流産・早産防止2

母体が、冷え性やむくみやすく、疲れやすいなど、そのまま放置していると胎児に悪影響を及ぼします。これらの体質を改善して、母体の健康を維持する事がポイントです。大きくは、体が冷える場合と水分代謝が悪い場合の二つに分けて考えます。

ツボ紹介:膝陽関 ひざようかん

足の少陽胆経のツボで、膝の外側、大腿骨外側上顆の後上縁に取ります。主治として、膝関節痛、坐骨神経痛、大腿外側痛、下肢シビレ。効能として、経絡の通りをよくする。寒邪を追い出し、湿邪を追い出す。

実用・東洋医学:流産・早産防止1

流産とは、妊娠24週未満に分娩しまう事で、約1割に見られるといいます。下腹部痛と出血が起こり、すぐ横になって、救急車を呼びます。早産は、妊娠24~36週で分娩する事をいいます。先ずは母体の健康状態を良好に保つ事が大切です。激しい運動や精神的なショック、転倒などに注意しましょう。東洋医学では、胎児に悪影響を及ぼす母体の体質改善を目指します。

ツボ紹介:髀関 ひかん

足の陽明胃経のツボで、太もも前面、鼠径部横の筋肉部くぼみに取ります。主治として、股関節痛、下肢シビレ、大腿神経痛。効能として、経絡の通りをよくする。気のめぐりを改善して、痛みを止める。

実用・東洋医学:不妊8

「食養」不妊改善には、体を冷やしてしまう生野菜や果物はNGです。脂肪を減らした食事が適。体を温め、血行を促す食べ物が、婦人科系の機能を高め、不妊治療の手助けになります。ウイキョウやクローブなどの香辛料を使った料理が良いです。また、ラムやマトンも血の不足を補い体を丈夫にする作用があり、適です。不妊の改善だけでなく、産後の回復にも適した食べ物です。ラム肉やマトン150g、黒豆15g、サンショウの実3g、漢方の当帰生薬4gを一緒によく煮てスープを作り、塩で調味して飲んでください。

ツボ紹介:腹通谷 はらつうこく

足の少陰腎経のツボで、上腹部のおヘソから5指上で、0.5指外側に取ります。主治として、腹脹、嘔吐、心痛、心悸、急性失声症、咳嗽、ぜんそく、顔面神経麻痺。効能として、脾の機能を高め、胃の機能を改善する。胸のつかえを取り除き、精神を安定させる。

実用・東洋医学:不妊7

「ツボ紹介」内くるぶし上の三陰交さんいんこう❴婦人科系疾患の特効穴❵、膝内側上の血海けっかい❴生理不順を治し、妊娠しやすくさせる❵、腰や臀部の三焦兪さんしょうゆや小腸兪しょうちょうゆ❴伴に無月経を治す❵にお灸をします。

ツボ紹介:魄戸 はっこ

両方の肩甲骨・肩甲棘のつけ根と脊柱の交点が第3胸椎棘突起です。その下縁から3指外側に取ります。主治として、肺結核、咳嗽、ぜんそく、肩背痛、肩関節周囲炎、肩こり。効能として、筋を緩めて伸ばし、経絡の通りをよくする。肺の気を下降させる。

実用・東洋医学:不妊6

「漢方薬」生理不順や生理痛で、経血にレバー状のものが混じる。足が冷え、頭がのぼせる人は、瘀血が妊娠の障害になっています。この場合、桂枝茯苓丸けいしぶくりょうがんが適。同様の症状+便秘には、桂枝茯苓丸加大黄けいしぶくりょうがんかだいおうが適。血の不足で妊娠しづらいその1.むくみやすく下半身に冷えがある人には、体を温めて血行を促進させる当帰芍薬散とうきしゃくやくさんが適。その2.肌のツヤが悪く、冷え性の人には、体を温めて造血作用もある四物湯しもつとうが適。その3.子宮内膜症や貧血気味で肌の色どす黒く、手足の冷え・ほてりのある人、血流改善と消炎作用のある温清飲うんせいいんが適です。

ツボ紹介:白環兪 はっかんゆ

足の太陽膀胱経のツボで、臀部・仙骨部、第4後仙骨孔と同じ高さで、正中線から1.5指外側に取ります。主治として、痔疾、おりもの、鼠径ヘルニア、遺精、月経不調、腰下肢痛。効能として、腎の機能を高め、精の漏れを防ぐ。月経を調整して、おりものを止める。