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月別アーカイブ: 2023年3月

実用・東洋医学:更年期障害1

特別な疾患がないのに、ほてりやイライラ、突然の汗、頭痛、動悸、不眠、疲労感など=不定愁訴。女性の閉経期前後に起こります。東洋医学では、「血の道症」と呼び、瘀血おけつが関係しています。瘀血は、体に溜まった余分な血液で、血液全体の活力が失われ、細胞の新陳代謝も低下。更年期障害は、瘀血による場合と、瘀血の影響で気のめぐりが悪くなる場合の2つに大別して考えます。

ツボ紹介:ふ陽 ふよう

足の太陽膀胱経のツボで、ふくらはぎの外側、腓骨とアキレス腱の間で、外くるぶしから3指上に取ります。主治として、頭重、頭痛、腰下肢痛、下肢麻痺、足関節の痛み。効能として、経絡の通りをよくする。気のめぐりを改善して、痛みを止める。

実用・東洋医学:お乳の出が悪い7

「食養」何よりも母体を健康に保つ事が大事です。睡眠を十分に取り、肉食や脂肪を摂り過ぎずバランスよい食事を心掛けましょう。そのうえで、キンシンサイ、ゴマ、カボチャの種、クズなど母乳不足を補う食物を摂ります。キンシンサイは、精神不安や不眠に、特に初産の人が不安や緊張でお乳の出が悪くなる事が多くお勧めです。鉄分多く、血の不足による母乳不足にもよく、消炎作用があり、乳腺炎などで母乳が出ない場合にも適。乾燥したものを水で戻して野菜炒めによいです。ゴマは、血行を促し冷え性を治します。血を補う作用あり、母乳不足にもよい食べ物です。カボチャの種は、タンパク質と脂質が豊富で、母乳不足の人によい食べ物です。クズは、クズ湯として、肩こり解消に適です。

ツボ紹介:不容 ふよう

足の陽明胃経のツボで、おヘソの6~7指上で、その2指外側に取ります。主治として、腹脹、嘔吐、胃痛、胃酸過多、食欲不振、ぜんそく。効能として、胃の機能を改善して、嘔吐を止める。上がった気を下降させ、ぜんそくを鎮める。

実用・東洋医学:お乳の出が悪い6

「ツボ紹介」肩部の肩井けんせい❴乳汁の分泌を促す作用❵、背中部の厥陰兪けついんゆ❴胸部の疾患を治し、お乳の出を促す❵、前腕内側の孔最こうさい❴胸部の疾患を治し、お乳の出を促す❵にお灸や指圧が適です。

ツボ紹介:附分 ふぶん

足の太陽膀胱経のツボで、両方の肩甲骨上角と脊柱の交点が、第1胸椎棘突起です。その1つ下の第2胸椎棘突起下縁から3指外側に取ります。主治として、感冒、肩背部痛、頸項部のこわばり、上腕部のシビレ。効能として、風邪を追い出し、寒邪を追い出す。筋を緩めて伸ばし、経絡の通りをよくする。

実用・東洋医学:お乳の出が悪い5

「漢方薬」たんぽぽを主薬とする蒲公英湯ほこうえいとうは、母乳不足の特効薬です。たんぽぽにはお乳の出をよくする働きあり。この処方には血の不足を補う生薬も含まれ、血の不足による母乳不足によく効きます。体が冷え、血行悪くてお乳の出が悪い場合は、造血作用があり、体を温めてくれる当帰芍薬散とうきしゃくやくさんが適。体から弱く、産後の肥立ちが悪い人は、気力や体力が不足がちで、貧血や食欲不振などでお乳の出が悪く、血行を促し、胃腸を丈夫にして体力をつける十全大補湯じゅうぜんたいほとうが適。乳腺の発育よく、母乳の産生も正常なのに、お乳が張って出ない場合、胸や肩筋肉の緊張を取り去る葛根湯かっこんとうが適です。頭痛や肩こりを伴う場合にも効きます。

ツボ紹介:浮白 ふはく

足の少陽胆経のツボで、側頭部、乳様突起の上後方で、耳の輪郭に沿った曲線上に取ります。主治として、頭痛、耳鳴り、難聴、歯痛、頸部リンパ節結核、頸項部のこわばり。効能として、経絡の通りをよくして、痛みを止める。気のめぐりを改善して、痰を解消する。

実用・東洋医学:お乳の出が悪い4

「母子伴に大切な、母乳の効能」産後数日間に出る初乳は、病気に対する免疫力や抗菌力のある物質が豊富に含まれ、エネルギー量も多く、新生児の体に抵抗力をつけてくれます。また、新生児が出生後の数日間出す黒い便=胎便の排泄を促す作用あり。その為、母乳で育った赤ちゃんは、病気にかかりづらい。また、母親の脳に伝わる赤ちゃんが乳首を吸う刺激は、子宮がもとの状態に収縮するのを助ける役割を果たします。母乳で育てる事は、お母さんの為にもよいです。

ツボ紹介:扶突 ふとつ

手の陽明大腸経のツボで、のどの甲状軟骨上縁で、その外側の胸鎖乳突筋中央部に取ります。主治として、咳嗽、ぜんそく、咽喉腫痛、急性失声症、頸部リンパ節結核、頸腕症候群、頸椎症。効能として、気のめぐりを改善して、デキモノを解消する。せきを止め、ぜんそくを鎮める。