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日別アーカイブ: 2023年2月13日

実用・東洋医学:神経痛6

「漢方薬」顔面から前頭部が痛む三叉神経痛には、顔の筋肉の緊張を緩め、神経の圧迫による痛みを取り除く葛根湯かっこんとうが適。肋骨に沿って痛みが出る肋間神経痛には、抵抗力をつけて、体の奥まで侵入した病邪を追い出す為、体を温め、背と胸の筋肉の緊張を緩め、神経の痛みを和らげる柴胡桂枝乾姜湯さいこけいしかんきょうとうが適。腰から足にかけて痛む坐骨神経痛の場合、体内に蓄積された慢性の滞りを除き、腰や足の痛みを取る五積散ごしゃくさんが適。湿度の高い時期に悪化する坐骨神経痛には、水分代謝を改善して痛みを取り除く、麻杏よく甘湯まきょうよくかんとうが適。同様の症状に冷えが加わった悪化症状には、患部を温め、神経の痛みを取り去る桂枝加朮附湯けいしかじゅつぶとうが適です。

ツボ紹介:天宗 てんそう

手の太陽小腸経のツボで、肩甲骨のほぼ中央上に取ります。押さえると圧痛を感じます。主治として、咳嗽、ぜんそく、急性乳腺炎、母乳欠乏症、上肢挙上不能。効能として、肺の気を下降させる。筋を緩めて伸ばし、経絡の通りをよくする。