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日別アーカイブ: 2022年12月10日

実用・東洋医学:五十肩5

「漢方薬」肩が凝って痛むような症状が強く現れている時期には、首や肩、背中の緊張を緩める葛根湯かっこんとうが適。症状が強く現れていない時期でも、湿度が高いと症状悪化の場合、水分代謝を活発にして筋肉の動きを回復させる麻杏よく甘湯まきょうよくかんとうが適。痛みと伴に冷えを強く感じる場合、冷えを改善して、患部の痛みを取る桂枝加朮附湯けいしかじゅつぶとうが適。肩から腕にかけて毛細血管が浮かび上がる場合、瘀血を解消して血行をよくする桂枝茯苓丸けいしぶくりょうがんを併用するとさらに効果あり。原因が重なる場合、処方を組み合わせるのがポイントです。

ツボ紹介:大巨 だいこ

足の陽明胃経のツボで、おヘソから2指下で、その2指外側に取ります。主治として、下腹部痛、下痢、便秘、鼠径部痛、小便不利、心悸亢進、不眠、手足の麻痺。効能として、気のめぐりを改善して、腹部の張りを解消する。腸の気の流れをよくして、体内の余分な水分を出す。