オフィシャルブログ

月別アーカイブ: 2022年11月

実用・東洋医学:むくみ7

「食養」むくみは、尿の出が悪いせいで起きる事多く、利尿作用のある食べ物を多く摂る様にします。小豆やハトムギ、スイカ、トウガン、コイ、フナなど。ハトムギ大さじ1とアズキ大さじ1を3カップの水で半分の量まで煮た煮汁を飲むと、利尿作用でむくみを解消できます。スイカやトウガンは皮をむいて、搾り汁を毎日飲むとむくみによく効きます。逆に、餅や赤飯、ギンナンは尿の出を抑制する働きがあります。また、水分や塩分の摂り過ぎはむくみの原因になります。濃い味つけの料理を好んでいないか食生活を見直しましょう。

ツボ紹介:神蔵 しんぞう

足の少陰腎経のツボで、前胸部の第2肋間、前正中線から2指外側に取ります。主治として、咳嗽、ぜんそく、胸痛、嘔吐、食欲不振、高血圧症、神経症。効能として、胸のつかえを取り除き、気のめぐりを改善する。上がった気を下降させて、ぜんそくを鎮める。

実用・東洋医学:むくみ6

「ツボ紹介」上半身がむくむ場合は、水分代謝を改善させる手や足裏の合谷ごうこくや、湧泉ゆうせんに灸をします。下半身がむくむ場合は、下腿部の足三里あしさんりや、三陰交さんいんこうに灸をすえて、足を下〜上にマッサージすると効果的です。

ツボ紹介:神闕 しんけつ

任脈のツボで、おヘソの中央。主治として、浮腫、下痢、腹痛、脱肛、てんかん。効能として、陽の気を補う。水分を排出する。脱肛を治す。腸を整えて下痢を止める。注意:おヘソへの灸刺激はしません。

実用・東洋医学:むくみ5

「漢方薬」風寒の邪に侵され、寒けや発熱と伴にむくみがある場合、発汗を促し、むくみを取り去る麻黄湯まおうとうが適。湿邪によるむくみの場合、色白で皮膚に弾力なく、尿量少なく、冷え性で下半身がむくむタイプの人は、水分代謝を改善させる防已黄耆湯ぼういおうぎとうが適。尿の出が悪く、口が渇いてむくむのは、腎が弱っているタイプの人で、水分代謝を改善させる五苓散ごれいさんが適。冷え性で夜間よくトイレに行く人は、腎を丈夫にする八味丸はちみがんが適。太り過ぎでむくみのある場合、越婢加朮湯えっぴかじゅつとうや麻杏よく甘湯まきょうよくかんとうが適です。

ツボ紹介:人迎 じんげい

足の陽明胃経のツボで、前頸部の甲状軟骨上縁と胸鎖乳突筋前縁の交点に取ります。主治として、頭痛、ぜんそく、咽喉腫痛、頸部リンパ節結核、嚥下困難、高血圧症。効能として、胸のつかえを取り除き、ぜんそくを鎮める。体内の熱を冷まし、できものを解消する。

実用・東洋医学:むくみ4

「お手軽レシピ」ビタミンB1も豊富なコイのうま煮。材料:コイ4切れ(筒切り)、ゴボウ1/2本、赤みそ50g①ゴボウはささがきにして水に浸し、アク抜きをする。②鍋にコイを入れ、水を加えて10分程煮る。③赤みそを鍋に半分溶き入れ、15分程煮る。④水気を切ったゴボウを加えてひと煮立ちさせ、最後に残りの赤みそを入れて出来上がり。ぜひお試しくださいね。

ツボ紹介:しん会 しんえ

督脈のツボで、頭部の前正中線上、前髪際から2指上に取ります。主治として、てんかん、ひきつけ、頭皮のむくみ、顔面浮腫、頭痛、めまい。効能として、精神を安定させ、脳の機能を正常に回復する。体内の熱を冷まし、腫れを抑える。

実用・東洋医学:むくみ3

「邪による場合」東洋医学では病気の原因を外因、内因、不内外因に分け、外因は、風・熱・寒・湿などの邪によって起こるとします。体が風寒や風熱の邪に侵されると、水を体にめぐらせる肺機能が弱まります。上半身にむくみが現れる傾向あり。このタイプは、肺の働きを助け、発汗を促して治します。また、冷たいものや、水分を摂りすぎると手足がむくみます。これは湿邪によるものなので、水分代謝を改善させて治します。「腎が弱っている場合」腎は、腎臓や膀胱をつかさどっている臓器です。その為腎が弱ると、水分代謝が悪化してむくみます。腎は慢性化して重症となる事が多いです。腎を丈夫にして水分代謝を改善させてむくみを治します。

実用・東洋医学:むくみ2

東洋医学では、むくみを水腫と呼びます。体の中を流れ、生命を保っている「気・血・水」の水の流れが悪くなり、水腫となります。水腫は、風寒・風熱・湿などの邪によって起こるものと、腎が弱って起こる場合の2つに分けて考えます。