オフィシャルブログ

月別アーカイブ: 2022年11月

ツボ紹介:神封 しんぽう

足の少陰腎経のツボで、前胸部の第4肋間、前正中線から2指外側に取ります。主治として、狭心症、咳嗽、ぜんそく、嘔吐、急性乳腺炎、食欲不振、肋間神経痛。効能として、胸のつかえを取り除き、気のめぐりを改善する。上がった気を下降させて、嘔吐を止める。

実用・東洋医学:痛風5

「漢方薬」肝機能が弱っている場合、痛風+上腹部の張り・圧痛や膨満感、口苦く、舌に白苔がみられます。腹部の緊張を解消させる小柴胡湯合五苓散しょうさいことうごうごれいさんが適。同様の症状+便秘の場合、腹部の緊張を解消させる大柴胡湯合五苓散だいさいことうごうごれいさんが適。虚証で色白、疲れやすい、冷え性、水太りタイプには、水分代謝をよくする防已黄耆湯ぼういおうぎとうが適。肥満で便秘がち、飲食物の代謝が悪い場合、利尿や利便の働きのある防風通聖散ぼうふうつうしょうさんが適。足が冷え頭がのぼせる、イライラ、肩こりの場合、瘀血を改善して水分代謝を促す桂枝茯苓丸合大柴胡湯けいしぶくりょうがんごうだいさいことうが適。患部の炎症が強い場合、越脾加朮湯えっぴかじゅつとうが適です。

ツボ紹介:神堂 しんどう

足の太陽膀胱経のツボで、上背部、両肩甲骨の棘つけ根と脊柱の交点が第3胸椎棘突起です。その2つ下の第5胸椎棘突起下縁から3指外側に取ります。主治として、咳嗽、ぜんそく、背部のこわばり・痛み、心疾患、ヘルペス。効能として、胸のつかえを取り除き、気のめぐりを改善する。精神を安定させて、ぜんそくを鎮める。

実用・東洋医学:痛風4

「養生」発作が起きてしまったら、痛みを取り去る植物は、クチナシやスイカズラ、ニワトコ。クチナシは、乾燥させた実をアルミホイルで包み、フライパンで黒焼きにしたものを1日1g飲みます。スイカズラは、乾燥させた茎と花と、ニワトコは葉を10gずつ、1カップ半の水で半分の量になるまで煎じて飲みます。☆関節痛を治す働きがあります。

ツボ紹介:神道 しんどう

督脈のツボで、両肩甲骨棘突起根元と脊柱の交点が第3胸椎棘突起です。その2つ下、第5胸椎棘突起下縁にあるくぼみに取ります。主治として、発熱、頭痛、健忘、心悸亢進、背部冷痛、ぜんそく。効能として、心を穏やかにして、精神を安定させる。体内の熱を冷まし、ぜんそくを鎮める。

実用・東洋医学:痛風3

「肝機能が弱っている場合」尿酸は肝臓で作られ、尿や便とともに排泄。肝機能が弱り、尿酸過多になると、血中の尿酸値が高まります。肝機能を正常にして、尿酸の血中濃度を下げるようにします。「水分代謝が悪い場合」尿酸は尿と伴に排泄されます。水分代謝が悪いと尿の出も悪く、尿酸の排泄も制限されます。水太りや肥満で便秘な人にみられる痛風です。水分代謝を改善し、尿酸の排泄を促して治します。「瘀血がある場合」瘀血があると血行不良で水分代謝も悪く、痛風発作を起こしやすい体質となります。瘀血を改善して発作を起こしづらい体質へと改善させます。

実用・東洋医学:痛風2

東洋医学では、リウマチなどと同じ「ひ証」グループと考えます。体の内部に原因がある疾患で、発作時は痛みを抑える治療として、痛みがないタイミングで再発防止する漢方薬で治療します。痛風になりやすいタイプを肝機能が弱っている場合、水分代謝が悪い場合、瘀血がある場合の3つに分けて考えます。

ツボ紹介:神庭 しんてい

督脈のツボで、頭部の前正中線上、前髪際から0.5指上に取ります。主治として、精神不安、てんかん、ぜんそく、嘔吐、心悸亢進、不眠、頭痛、めまい、鼻出血、鼻詰まり。効能として、精神を穏やかにして、脳の機能を正常に回復する。気を下降させて、ぜんそくを鎮める。

実用・東洋医学:痛風1

痛風は、突然足の関節に激痛が走る病気で、風が当たったりしただけでも痛みを感じます。よく起こるのは足の親指の関節で、血液中に尿酸が増えるのが原因です。最初の発作は、そのままにしていても、短ければ2~3日、長くても1週間で自然に鎮まります。しかし、何度も発作を繰り返すと、痛みは全身の関節に広がり、発作回数も増え、痛みも長く続くようになります。

ツボ紹介:身柱 しんちゅう

督脈のツボで、両肩甲骨の棘突起の根元と脊柱の交点が第3胸椎棘突起です。その下にあるくぼみに取ります。主治として、咳嗽、ぜんそく、もう脳炎、精神不安、てんかん、手足のひきつけ、小児疾患。効能として、体内の熱を冷まして解毒する。肺の気を巡らせてせきを止める。精神を安定させて痙攣を鎮める。