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月別アーカイブ: 2022年10月

ツボ紹介:少衝 しょうしょう

手の少陰心経のツボで、小指の爪、薬指側の爪根元隅際に取ります。主治として、心痛、精神不安、熱中症、意識障害、咽頭痛。効能として、体内の熱を冷まし、内風を鎮める。心を穏やかにして、精神を安定させる。脳の機能を正常にして、意識をはっきりさせる。

自律神経の乱れに関して49

「天気・気候タイプの特徴」梅雨どきに落ち込みやすい:梅雨どきは、気圧の低い状態が続き、交感神経が優位になりがちです。心身の疲れや気分の落ち込み、倦怠感を生じます。季節の変わり目も苦手:季節の変わり目は、気圧の変動が大きく自律神経もバランスを乱しがち。気持ちの浮き沈みや体調不良になったりします。気圧が下がると関節が痛む:気圧が下がると交感神経が優位になり、血圧や心拍数が上昇。それにより血管収縮が起こり関節に痛みが増すと考えられます。乗り物酔いしやすい:乗り物酔いも内耳の働きに関係。気圧に起因します。雨や台風に影響:気圧の変動に関連します。慢性的に疲労感:寒暖差で交感神経が優位となり、体が休まらず、疲労感となります。

実用・東洋医学:疲労しやすい1

疲労は、働き過ぎや運動のしすぎなどで感じる生理的現象です。栄養を摂り、ゆっくり休めば回復します。回復しない場合、高血圧や糖尿病などの病気が心配なので、専門医に相談しましょう。東洋医学では、疲労の事を「虚労」といいます。これには、過労などで胃腸の働きが弱った場合、虚弱体質や病後によくみられる場合の2つに分けて考えます。

ツボ紹介:承山 しょうざん

足の太陽膀胱経のツボで、ふくらはぎの腓腹筋の二又筋腹とアキレス腱の移行部に取ります。主治として、痔疾、便秘、てんかん、鼻出血、腰背痛、腓腹筋けいれん、坐骨神経痛。効能として、気のめぐりを改善して、痛みを止める。痔を解消したり、筋を緩めて伸ばす。

自律神経の乱れに関して48

「天気・気候タイプ」の特徴は、低気圧や天候の変動で心身が不調。季節の変わり目や梅雨、台風、雨などで、天候の不安定や気圧が低いなどで自律神経を乱し、めまいや頭重感を起こします。耳の奥にある内耳は、平衡感覚や聴覚を司る器官ですが、気圧にも関係。気圧の変化は、内耳から脳に伝えられます。内耳の敏感な人は、脳に過剰な情報を送り、自律神経失調症を起こすと考えられています。ストレスがきっかけで気象の影響を受けやすい人もいます。

実用・東洋医学:貧血6

「食養」貧血には、食事は大切です。料理には鉄鍋を使って鉄分を摂りましょう。胃腸機能の弱さが原因の場合、胃腸を丈夫にするダイコンやニンジン、ヤマイモ、梅干しが適。婦人科系が弱く生理時に貧血を起こす場合、レバーやキンシンサイ、プルーン、ヨモギ、サフラン❴ヨーロッパでは婦人科疾患の生薬として活用❵が適。血液成分が不足する場合、レバーやキンシンサイ❴鉄分がホウレンソウの20倍❵が適です。

ツボ紹介:上巨虚 じょうこきょ

足の陽明胃経のツボで、足のすね、前脛骨筋上で、ひざ〜外くるぶし間中点より2指上に取ります。主治として、腹脹、便秘、下痢、虫垂炎。効能として、気のめぐりを改善して、胃の機能を改善する。腸の通りをよくする。

自律神経の乱れに関して47

「ホルモンバランスタイプ」の対策は、食事や生活の工夫でホルモンを安定させます。大豆で女性ホルモンをサポート:大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをします。大豆製品をとって活用しましょう。睡眠でホルモンを作ります:睡眠時に分泌される成長ホルモンは、心身の不調を整える作用あり。質の良い睡眠の為、副交感神経の働きを高めましょう。ガムを噛む事で、「幸せホルモン」を増やします:ストレスに対抗する為には、精神を安定させる働きのセロトニンの分泌を促す事が大事です。リズム的な咀嚼運動が、脳内のセロトニン濃度アップに活躍。ガムや腹式呼吸、ウオーキングなどでセロトニン分泌を高めましょう。

実用・東洋医学:貧血5

「ツボ紹介」胃腸機能が悪い場合、胃腸系の特効ツボの足すね上の足三里あしさんりへの灸が適。婦人科系が弱い場合、足首内側上の三陰交さんいんこうやひざ内側上の血海けっかいに灸です。血液成分の不足には、手首甲シワ部中央の陽池ようちや足三里に灸です。

ツボ紹介:条口 じょうこう

足の陽明胃経のツボで、足すね下、前脛骨筋上で、膝〜外くるぶし間ほぼ中点に取ります。主治として、下腿の冷え・痛み、足背のむくみ、下肢麻痺、肩関節周囲炎。効能として、筋を緩めて伸ばし、経絡の通りをよくする。寒邪を追い出し、余分な水分を出す。