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月別アーカイブ: 2022年10月

ツボ紹介:章門 しょうもん

足の厥陰肝経のツボで、わき腹下、肋骨最下部第11肋骨端の下縁に取ります。主治として、腹痛、腹脹、下痢、嘔吐、黄疸、小児のひきつけ、尿混濁、腰背部令痛、肋間神経痛。効能として、脾の機能を高め、腹部の脹りを解消する。胃の機能を改善して、胆の機能を高める。

自律神経の乱れに関して59

自律神経によい運動は、背すじを伸ばして腹式呼吸です。背すじを伸ばすと、姿勢の維持に必要な背中や腰、お尻などの抗重力筋が働きます。それに伴い自律神経と深く関係するノルアドレナリンが分泌され、自律神経の安定に役立ちます。また、深呼吸は、自律神経を安定させる効果があります。背すじを伸ばしながら腕を上に上げ、吐く息を意識してお腹をへこませる。効果ありますよ。

実用・東洋医学:寝汗をかく5

「ツボ紹介」水分代謝が悪い場合は、おヘソ上の水分すいぶんを刺激して、水分代謝を改善させます。虚弱体質の場合は、胃腸を丈夫にする足すね上の足三里あしさんり。虚弱な人が喘息や気管支炎の場合は、背中部の身柱しんちゅうを刺激します。いずれも指圧や灸で刺激します。

ツボ紹介:衝門 しょうもん

足の太陰脾経のツボで、鼠径部の鼠径溝、大腿動脈拍動部の外側に取ります。主治として、腹痛、鼠径部痛、小便不利、腹水、間歇性跛行症。効能として、上がった気を下降させて、水分を出す。気のめぐりを改善して、痛みを止める。

自律神経の乱れに関して58

自律神経によい生活習慣は、「ときには利き手でない手」を使います。利き手でない手を使って心をリフレッシュ。歯をみがいたり、字を書いたり楽しみながらやってみましょう。脳は、右脳、左脳に分けられ異なる機能あり。右脳は、イメージや情感、直感、空間など、非言語系の情報処理。左脳は論理や計算、分析、推論など言語系の情報処理を行っています。右利きの場合も右手を使うと左脳が刺激、左手を使うと右脳活性化して心の安定に役立ちます。左利きの人は逆に右手を使うと物事を冷静にとらえられます。ぜひ活用してみましょう。

実用・東洋医学:寝汗をかく4

「漢方薬」色白で疲れやすく、冷え性で寝汗を下半身にかく人は、体表の水分代謝を改善、利尿作用に優れる防已黄耆湯ぼういおうぎとうが適。虚弱体質で寝汗をかく人は、胃腸も虚弱で食欲なく疲れやすい傾向あり。気力を高め、胃腸を丈夫にして、免疫力を高め、疲労回復させ寝汗を治す補中益気湯ほちゅうえっきとうが適。虚弱な人が、喘息や気管支炎にかかったりかぜが慢性化して体力が落ちると寝汗をかきます。寝汗の原因となる呼吸器系疾患に効果のある柴胡桂枝乾姜湯さいこけいしかんきょうとうや小青竜湯しょうせいりゅうとうが適。体を温めて抵抗力を高め、不快な寝汗をかきにくくさせます。内熱があり、体がほてって熱い寝汗をかく人は、白虎加人参湯びゃっこかにんじんとうを用いて内熱を取ると、寝汗やほてり、口の渇きを取ります。

ツボ紹介:承満 しょうまん

足の陽明胃経のツボで、上腹部、おヘソから5~6指上で、2指外側に取ります。主治として、胃痛、下痢、嘔吐、腹脹、吐血、食欲不振。効能として、気のめぐりを改善して、胃の機能を改善する。上がった気を下降させて、嘔吐を止める。

自律神経の乱れに関して57

自律神経によい生活習慣は、笑顔で幸せホルモンを活用しましょう。笑う事で、自律神経を安定させるセロトニンや、落ち込んだ気持ちを引き上げるβ-エンドルフィンなどの分泌が高まり、免疫細胞も増加します。自律神経の安定に、笑顔は欠かせません。口角を上げるだけでも、セロトニンなどの分泌が促されます。口角を上げる=楽しいと脳が錯覚を起こす様です。ぜひ実践してみては。

実用・東洋医学:寝汗をかく3

「養生」適切に処理して、体を冷やさない。健康な人でも寝汗はかきます。寝汗は体を冷やす役目があり、快適睡眠がとれる様に、寝具の厚さを調整しましょう。また、かぜなどの発熱性の病気による寝汗は、回復する為に必要な生理現象です。寝汗で濡れた下着などをこまめに替えて体を冷やさない事がポイントです。

ツボ紹介:承扶 しょうふ

足の太陽膀胱経のツボで臀部、臀部と太ももの境界スジ状の中点に取ります。主治として、痔疾、便秘、腰痛、坐骨神経痛。効能として、筋を緩めて伸ばし、経絡の通りをよくする。痔を治し、便を通じる。