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月別アーカイブ: 2022年9月

実用・東洋医学:虚弱体質4

「お手軽レシピ」体を温め、胃腸を丈夫にする『鶏肉とクローブの煮物』材料4人分:鶏肉300g、ショウガ少量、クローブ3~4個、みりん大さじ1、醤油大さじ1
①鶏肉は一口大に切り、薄切りショウガとクローブを合わせて、中火で煮る。②鶏肉に火が通ったら、みりん、醤油を加え、煮汁がなくなるまで煮る。ぜひお試しくださいね。

ツボ紹介:志室 ししつ

足の太陽膀胱経のツボで、腰部、両腰骨の上端と腰椎の交点が第4腰椎棘突起です。その2つ上、第2腰椎棘突起下縁で、3指外側に取ります。主治として、遺精、勃起不全、月経不調、陰部の腫れ・痛み、排尿障害、浮腫、腰痛。効能として、腎の機能を高めて、精が漏れないようにする。体内の熱を冷まし、水分を排出する。

自律神経の乱れに関して22

局所の症状として現れやすいのが、頭痛、動悸、耳鳴り、めまい、頑固な肩こりなど。頭痛は、頭部や首の後ろ側の圧迫感を伴う緊張性頭痛や、左右一方のこめかみ付近がズキズキと痛む片頭痛として起こります。特に女性は片頭痛を起こしやすい傾向があります。もともと体質的に片頭痛を起しやすい方は、自律神経失調症によって更に起こりやすくなる事が多いです。頭痛の場合、中には脳梗塞などの重大な病気が原因になっているものもあります。その区別はつけ辛く、自律神経失調症とは思い込まず、医療機関で原因を確かめてください。

実用・東洋医学:虚弱体質3

虚弱体質の方は、かぜをひきやすい。東洋医学では、かぜは体の外から侵入してくる風ふう・寒かんなどの邪気によって起こると考えていますが、呼吸器系が弱いと、風邪や寒邪の侵入を阻止出来ず、かぜを引いてしまいます。このように呼吸器系が弱い方は、背中上部にうぶ毛が生えています。弱い部分を守ろうとする生理的現象です。体を温めると伴に呼吸器系を丈夫にして、風邪や寒邪の侵入を防ぎ、虚弱体質を改善させます。

ツボ紹介:支溝 しこう

手の少陽三焦経のツボで、前腕後面の中央、手首のシワ状から3指上、くぼみ部に取ります。主治として、難聴、急性失声症、熱病、嘔吐、便秘、肩背痛。効能として、体内の熱を冷まし、耳の聞こえをよくする。上がった気を下降させて、腸を潤す。

自律神経の乱れに関して21

「自律神経の乱れから現れやすい局所症状」頭痛:脳や体に異常がなくても起こる「一次性頭痛」は、ストレスや緊張が原因で起こったり、女性ホルモンの乱れで起こります。動悸:心臓や血管の不調が原因ではない動悸は、ホルモン異常や心因性によって起こります。特に更年期に多いです。耳鳴り・めまい:耳鳴りやめまいは自律神経の乱れが原因の事がありますが、耳や脳の病気が原因である事も。医師への受診も検討しましょう。肩こり:対人関係の病と言っても良いほど、周囲の環境に影響を受けます。ストレス性の肩こりは漢方薬も良いものあります。

実用・東洋医学:虚弱体質2

胃腸が弱いタイプは、お腹の筋肉が緊張していて、すぐに腹痛を起こしやすい。冷えにも弱く、お腹が痛くなり下痢を起こします。疲労感が取れず、貧血、顔色もすぐれない。胃下垂気味の人多く、水分代謝も悪く、胃腸に余分な水分が溜まる胃内停水になりがちです。胃の冷えを治し、水分代謝を改善させて、胃腸を丈夫にする事で虚弱体質の改善を目指します。

ツボ紹介:紫宮 しきゅう

任脈のツボで、胸部、胸骨の下第2肋間と同じ高さに取ります。主治として、胸痛、咳嗽、ぜんそく、のどの痛み、喀血、嘔吐。効能として、胸のつかえを取り除き、気のめぐりを改善し、せきを止め、ぜんそくを鎮める。

自律神経の乱れに関して20

肥満のなかで、自分の意思で抑えられない過食は、自律神経の乱れ、特に交感神経の緊張と深く関係しています。食べる事や消化器の働きは副交感神経の支配下にある為、交感神経の緊張が続くと、手っ取り早く副交感神経を高めてバランスをとる為に、食欲が増進して過食になる事が多いです。こうした肥満には、自律神経を安定させる事が効果的です。

実用・東洋医学:虚弱体質1

虚弱体質の方は、両親からもらった先天の気があまり丈夫でない場合と、食物など後天の気が十分でなかった場合とがあります。いずれにしても、たいていは細身で、胃腸が弱く、下痢しやすく、かぜをひきやすい。東洋医学では虚証タイプに分類。気も血も不足していて、水のめぐりも悪いタイプです。胃腸が弱いタイプと、呼吸器系が弱くかぜをひきやすいタイプに分けて考えて治療します。