オフィシャルブログ

月別アーカイブ: 2022年6月

実用・東洋医学:胃痛・胃もたれ2

生まれつき胃腸が弱い場合と、慢性病にかかったあとや、老化などで胃腸が弱くなる場合があります。どちらの症状も、元気がない、食欲がない、疲れやすいなどが見られます。消化機能が低下している為、胃腸の機能を活性化させ、消化を促す漢方薬を処方します。

ツボ紹介:関衝 かんしょう

手の少陽三焦経のツボで、薬指のツメ根元、小指側の隅際に取ります。主治として、頭痛、目の充血、難聴、のどの痛み、舌のこわばり、めまい、狭心症、意識障害。効能として、体内の熱を冷まし、火邪を除く。耳の聞こえを良くする。鎮静にして意識を回復します。

トリガーゾーン治療:内転筋群

内転筋群を押してみて、下記症状と同じ関連痛が再現されたら、内転筋群を治療する事で、下記症状の痛みを改善させます。 記
A骨盤部の痛み、A大腿前面の痛み、A大腿内側の痛み、B下腿前面の痛み、C膝前面の痛み。【A>Cなので、それぞれ症状のAのものから治療優先の筋肉トリガーとなります。】〈参考〉内転筋群:日常動作は、股を閉じる。平泳ぎのキック。走る際に足を前方に振る動き。(起始-停止)大内転筋:恥骨下枝、坐骨枝、坐骨結節
– 大腿骨の内転筋結節、粗線の内側唇。薄筋:恥骨下枝 – 脛骨粗面よりも内側。恥骨筋:恥骨節 –
大腿骨の恥骨筋線、粗線の近位部。長内転筋:恥骨上枝、恥骨結合の前面 – 大腿骨の粗線中央1/3の内側唇。短内転筋:恥骨下枝 –
大腿骨の粗線中央1/3の内側唇。股関節を内転させる働き。

実用・東洋医学:胃痛・胃もたれ1

西洋医学の分類では、胃腸疾患を急性胃腸炎、慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍などの病名で区分しますが、東洋医学では症状や発生原因から見ていきます。胃腸や胃もたれも、もともと胃腸が弱い場合、冷えが原因の場合、暴飲暴食が原因の場合、ストレスが原因の場合などに分けて考えます。一般に、甘いものや脂っこいものがむしょうに食べたくなる時は、胃腸を壊す前触れです。

ツボ紹介:間使 かんし

手の厥陰心包経のツボで、前腕の前面、ほぼ中点の凹み部で、手首のシワから3〜4指上に取ります。主治として、心痛、心悸、失声症、悪心、げっぷ、マラリア、精神不安。効能として、胸のつかえを取り除き、不安を解消する。心を穏やかにして、精神を安定させる。気のめぐりを改善して、痛みを止めます。

トリガーゾーン治療:小殿筋

小殿筋を押してみて、下記症状と同じ関連痛が再現されたら、小殿筋を治療する事で、下記症状の痛みを改善させます。 記
C大腿後面の痛み、C大腿外側の痛み、C下腿外側の痛み、D下腿後面の痛み、H殿部の痛み。【A>Hなので、それぞれ症状のAのものから治療優先の筋肉トリガーとなります。】〈参考〉小殿筋:日常動作は、足を横に踏み出す。サイドステップ。(起始)腸骨の殿筋面、中殿筋の起始部よりも下方部。(停止)大腿骨の大転子前外側面。
中殿筋の働きに協力。

実用・東洋医学:食欲不振8

「食養」食欲不振は水分や脂っこいものの摂りすぎのときによく起こります。また、刺激の強い香辛料料理や、アルコールにも起こります。食物繊維の多いゴボウ、レンコン、タケノコ、脂肪の多いナッツ類、天ぷら、フライも避けたいです。ヤマイモやニンジン、イチジクは適しています。これらは、胃腸を丈夫にする働きがあります。また、ダイコンは煮物など加熱したものが適。ウメは、整腸作用に富み、食欲を増してくれます。梅干し粥は食欲がないときでも食べれます。ぜひ参考にしてくださいね☺️

ツボ紹介:完骨 かんこつ

足の少陽胆経のツボで、前頸部、耳下にある乳様突起の後下方にあるくぼみに取ります。主治として、頭痛、のどの痛み、虫歯、顔面神経麻痺、不眠、てんかん、マラリア、中耳炎、耳鳴り。効能として、肝の異常な亢進を落ち着かせて、内風を鎮める。痙攣を鎮めて、精神を安定させます。

トリガーゾーン治療:ハムストリングス

ハムストリングスを押してみて、下記症状と同じ関連痛が再現されたら、ハムストリングスを治療する事で、下記症状の痛みを改善させます。 記
A大腿後面の痛み、D膝後面の痛み、E下腿後面の痛み、G殿部の痛み。【A>Gなので、それぞれ症状のAのものから治療優先の筋肉トリガーとなります。】〈参考〉ハムストリングス:日常動作は、歩く、止まる。走る、止まる。前傾した上半身を持ち上げる。(起始-停止)大腿二頭筋:坐骨結節、仙結節靭帯、粗線外側唇の中央1/3
– 腓骨頭。半膜様筋:坐骨結節 – 脛骨の内側顆、斜膝窩靭帯、膝窩筋膜。半腱様筋:坐骨結節、仙結節靭帯 – 脛骨粗面より内側。 足を後方へ蹴り出す働き。

実用・東洋医学:食欲不振7

「ツボ紹介」胃腸障害で食欲不振があるときには、足三里あしさんり、中かんちゅうかん、脾兪ひゆ、胃兪いゆを指圧や灸で刺激します。足三里に灸をする際には、足首に刺激が伝わるまで続けます。